アンチエイジングのことを考えると、食事にはとにかく気を付けたいものですよね。そこで、若返りにオススメの食品の一つである、「豚肉」についてご紹介しましょう。
PHP研究所編集の「老化する食事、若返る食事:いくつになっても『元気で若い人』の食習慣はここが違う!」(PHP研究所刊行)によると、豚肉に期待できる効能として、骨粗しょう症予防、糖尿病予防、肥満予防の他、ビジネスパーソンには注目の疲労回復、貧血予防、むくみ解消などがあるそうです。
栄養素でいえば、豚肉のビタミンB1の含有量は牛肉の約10倍。このビタミンB1、脳や神経細胞のエネルギー源であるブドウ糖を作る酵素の働きを助ける役割があるのだとか。でも、ビタミンB1は汗や尿と一緒に排出されやすいため、吸収を促す硫化アリルを含んだ玉ねぎやにんにくを一緒に取るといいのだそうですよ。豚肉料理といえば生姜焼きが有名ですが、たいてい玉ねぎも一緒なのは、健康面で理にかなっていたんですね。また、にんにく焼きにしてみるのもいいかもしれませんね。
東京医科大学教授で同大健診予防医学センター長である高沢謙二さんの著書「ぐうたら生活で血管ぐんぐん若返り術」(笠倉出版社刊)には、油を使わなくても豚肉から出る脂で調理できると書かれています。余計な油分を取らずに済むのも、豚肉のよい点ですね。アンチエイジングはもちろん、健康のためにも、食卓に豚肉は欠かせない食材といえるでしょう。