5月16日放送の「バイキング」(フジテレビ系)が、お笑い芸人・千原せいじの不貞問題を特集。MCを務める坂上忍らの発言にネットでは疑問の声があがっている。
「坂上が『ぶっちゃけモテないわけがない』、フットボールアワーの後藤輝基は『もともとモテる方やと思う』、同じくフットボールアワーの岩尾望は『みんな地球人やん、みたいな感覚でお付き合いしている。それがたまたま名古屋だったという…』と、総じて千原のモテっぷりやフレンドリーな人柄を持ち上げてました。坂上はさらに『ここまで堂々とされると、不貞相手なの? いとこかなんかだと思っちゃう。これは後藤君、一つの手かもしれない』と、後藤に不貞の仕方をレクチャーして笑いにしてました。これに対し、弁護士の清原博氏が『不貞が許されるかのようにするのは危険だと思います。せいじさんもメディアに出られる方ですから、謝罪の一言が必要では』と述べると、坂上は『じゃあ一言入れればいいの? せいじ君の人柄が伺えるようなニュースでした』と清原氏の意見を一蹴して強引にまとめていました」(芸能ライター)
しかし、ネットでは坂上の姿勢に違和感を覚える人が続出。「不貞という不祥事を、人柄の良さにすり替えてる」「坂上は相手によって甘すぎる。ピエール瀧のときの勢いはどこに行ったんだ」「同じような案件でも、自分の好き嫌いで論調を変える坂上は司会者に向いてない」「ベッキーのゲス不貞の時は『身内だからこそ安易に擁護すべきじゃない』と言ってたよな? 坂上はブレまくってる」「高田純次の事故にも歯切れ悪かったけど、坂上は自分の都合で叩く人、叩かない人を分けてるよ」「『バイキング』は坂上の同調圧力に迎合するタレントばかりが出ていて、そうじゃない人は去って行ってしまう。結果、番組はどんどん酷くなる」といった否定的な意見が多数噴出してしまった。
「ワイドショーの司会はニュートラルな立場が基本。パネラーにさまざまな意見を出させ、それをまとめるのがセオリーですが、『バイキング』では、それを覆して、司会の坂上が先頭に立って、ガンガン私見を述べるところがウケている部分でもあります。それが、視聴者にとっての“代弁”であればこそ支持されるのでしょうが、思ってもみなかった視点だと暴論に感じられてしまい、視聴者によっては不信感に繋がってしまうのでしょう」(前出・芸能ライター)
坂上忍にここまで“不問とする”というスタンスを取らせてしまう千原せいじの“人柄”が凄いということなのだろうか?
(石見剣)