タレントの磯野貴理子が自身のレギュラー番組で明かした「離婚」が、波紋を広げている。
「磯野は55歳、元夫は31歳という“年の差夫婦”でしたが、元夫側から『自分の子どもが欲しくなった』と告げられたことが離婚理由と話したことで、世論は磯野に同情を示し、相反して元夫に対する批判が巻き起こりました」(女性誌記者)
ネット上には「子供を授かれないことなんて、結婚した時点でわかってるだろ」「今さらその理由で別れるなんて、磯野さんは切なすぎる」「その理由は卑怯でしょ、どうにもできない問題」といったものだ。
「ところが少しずつ、元夫サイドに理解を示す意見や、離婚は双方に納得の上でのものだから、外野が口出しできないといった意見も出てき始めてるんです」(前出・女性誌記者)
たとえば「結婚当初は旦那さん24くらいでしょ? まだ子供が欲しいと思う年齢ではないと思う。30を過ぎてから子供が欲しくなったとしても、むしろ自然では」「磯野さんは再婚した時点で48歳、もう男女のことも十分理解はしてるでしょうし、こういう結末が来るかもしれないということは覚悟してるんじゃないかな」など、今回の離婚に関して別の見方をした意見がネット上にも増えてきているというのだ。
5月21日の「日刊ゲンダイ」の記事によれば、磯野は結婚した当初、「店を持ちたいという彼の夢が自分の夢になりました」と語り、青山に店をオープンさせた旦那を店長にした経緯があるようで、単に男女の愛情だけでなく、金銭や夢といったものが複雑に絡み合った関係だったのかも知れない。
「そうした利害関係もあって、ふたりは結婚したという側面もありそうです。純粋な愛情を超えた部分で結ばれた結婚だったとすれば、いつしか“愛情の終わり”という理由以外で関係が破綻することも、もしかしたら磯野さんには覚悟ができていたのかもしれませんね。であればこそ、『はやく起きた朝は…』(フジテレビ系)での磯野の明るい話し方にも納得できます。しかし、世間の感情は、隣に座り手で顔を覆うようにして号泣した松居直美のほうに近いのでしょうけど」(前出・女性誌記者)
年の差夫婦の在り方について、一石を投じた“離婚劇”となったのかもしれない。
(石見剣)