工藤静香が5月25日、自身のインスタグラムで自慢の天然石を身に着けている画像を公開した。コメントでは「今朝仕事に出る前に、天然石を太陽に少し当てたら何だか気持ちが良さそうでした」と、まるでペットのように天然石に愛情を注いでいることをアピールしている。
その工藤はかつて、宝飾ブランドの「TREASUREIIII」(トレジャーフォー)をプロデュースしていたこともあり、天然石には造詣が深いはず。ところが今回のインスタグラムでは間違いを連発しているというのだ。ジュエリー事情に詳しい女性誌ライターが語る。
「そもそも宝石を太陽に当てるなんてありえません…。彼女は今回、サンディエゴで購入したというベリルとグリーンアメジストを披露していますが、どちらも太陽光は大敵。紫外線を当てると退色する性質を持っているため、窓際には放置しないというのが常識です。また太陽に当てると熱で微妙に膨張し、内部にクラック(ひび)が入ることも。彼女のファンがこの投稿を見て、自分の宝石に太陽を浴びさせないことを祈るばかりですね」
しかも、工藤が示した間違いは太陽問題にとどまらないという。女性誌ライターが続ける。
「彼女はグリーンアメジストのことを“天然石”と呼んでいますが、それも間違い。本来のアメジストは紫色の水晶で、熱や放射線処理で人工的に変色させたものがグリーンアメジストです。サンディエゴのあるカリフォルニア州ではまれに緑色の天然アメジストが採掘されますが、それは『プラシオライト』と呼ばれ、希少性ゆえにグリーンアメジストとは明確に区別されます。もし、彼女がプラシオライトを身に着けているのであれば、それをグリーンアメジストと呼ぶこと自体が不適切ですね」
ともあれ無理やり太陽を浴びさせられた宝石にとっては「気持ちが良さそう」どころではなかったようだ。
(白根麻子)