初回視聴率6.8%がこれまでの自己最高記録のドラマ「パーフェクトワールド」(フジテレビ系)。第2話で5.8%に落ちるも、その後はずっと6.0%台前半で落ち着いている。その結果はつまり、初回、2回目を見た人が脱落せずに見続けているとも言えるし、新規視聴させるようなフックがないとも言えるだろう。
5月28日放送の第6話で樹(松坂桃李)から一方的に別れを告げられたつぐみ(山本美月)は、翌週の6月4日放送の第7話では洋貴(瀬戸康史)からのプロポーズを受け、結婚式場の予約に2人で行くというあまりに早足の展開に、脱落せずに視聴してきた人々からも「ひどすぎる」と指摘する声があがっている。
「樹がつぐみと交際を始めてから子犬を飼い始めたのですが、チャコという名のその子犬はまったく大きくならずに小さいまま。子犬はあっという間に成長するものですから、ネット上では『チャコの扱いが雑すぎる』『先週回で樹とつぐみは別れたばかり。チャコも小さいままで時間の経過がよくわからないのに、つぐみを見た樹が“変わったな”って言っても説得力なし』といった時間経過の不自然を指摘する声と『原作漫画を読めばすべてがわかるんだろうけど、美月ちゃんと桃李くんの結婚式衣装をポスターにするってあんまりのネタバレだと思う』『花嫁と花婿のカッコした美月と桃李をポスターにしておいて、これで2人が結婚しなきゃ詐欺』『どんなにつぐみと樹が離れても最終的にはくっつくことがポスターを見ればわかる』という、ポスターにダメ出しする声が特に聞こえてきています」(女性誌記者)
ここまで脱落せずに視聴してきた人々を裏切るような雑な作りは勘弁してほしいものだ。