お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太と女優・蒼井優が6月5日、都内のホテルで結婚会見を行った。
会見の冒頭、山里は「きっかけは共通の知人が結びつけてくれました。お笑いの世界で戦ってきてくれた南海キャンディーズのしずちゃん。『フラガール』からずっと一緒に、蒼井さんといて、僕のことを紹介してくれて。2人でご飯を食べるようになり、いつの間にかこういうような形に。しずちゃんのおかげで2人は会うことができました」と、相方の山崎静代が2人を結びつけたと語った。すると司会役を務める山里の後輩芸人であるGAGの宮戸洋行が山崎を会場内に呼び込んだのだ。山崎はボクシンググローブを両手に着用し、シャドウボクシングをしながら入場。不穏な空気を感じたのか、立ち上がった山里に山崎はストレートを見舞うと、あえなくダウンした山里に笑いが起きる中、マイクを手にした山崎は「お前か!わしの大事な親友を奪ったのは!」と叫んだ。
山里は「しずちゃんが紹介してくれたってくだり、どうしてくれるんだよ」とこぼし、「グローブを持参してくるとは」と、目を白黒させた。
山崎は、「優ちゃんが山ちゃんのことを尊敬しているという話をしていたので、ちょっとボケで『山ちゃんどう?』って言ったら、真に受けてしまって」と、2人の関係が交際へ発展するきっかけを告白した。
このような、まるでコントのような南海キャンディーズの2人のやりとりと、それを楽しそうに見つめる蒼井といったポジションで、終始和やかでほのぼのとした雰囲気の中、行われた会見に、ネットでは「末永くお幸せに!」「山ちゃんの誰も傷つけたりあざ笑ったりせず、ひたすら自虐で笑わせる芸風が大好きだけど、そういう人柄が優ちゃんに伝わったんなら嬉しいな~」「次はしずちゃんもいい人見つけて幸せになってほしい」「見ていてこんな幸せな気分になれた結婚会見は初めてだ」といったコメントが寄せられた。普段炎上することの多い山里だが、この日だけはネットも祝福ムード一色といったところか。
山里のどこが良いと思ったのかという問いに蒼井は首をひねってしばし考えた後、「一緒にいてしんどいくらい笑わせてくれるところ、人に対して感動すること、許せないことのラインが一緒、金銭感覚が似ているところ、冷蔵庫をちゃんと閉めるところそれから……優しいところです」と語り、場内は暖かい笑いに包まれた。
「考えてみれば、このような場は山ちゃんの最も得意とするフィールドだったのかもしれませんが、まさに独壇場といった雰囲気でした。また、記者から蒼井優に対して『恋多き魔性の女性ですが…』という質問が飛ぶと、山ちゃんは『一切心配していない。皆さんが知っている蒼井さんとは、違う蒼井さんを見せて頂いている。楽しいもので笑って、美味しいものを食べて。“魔性”って言葉を使っているけど、そんな人間じゃないって知ってる』と即座に切り返してみせるあたり、山ちゃんって実は“カッコいい男”なんじゃないかって思わせる会見でしたね」(芸能記者)
このときの山里の男らしさに、蒼井も山崎も涙をこらえるような雰囲気を醸し、ネット上にも「山ちゃんの男らしさに泣いた」などの書き込みが殺到。「まさに打率ゼロの男が放った逆転サヨナラホームラン!」「そりゃあ夢みたいな気分になるだろうなあ」「今まで女優として演技してる優ちゃんしか知らなかったけど、めっちゃいい子だよね」といった反応も見られた。
記者からの質問も終わり、フォトセッションへ。その最後に蒼井が再びマイクを取り、「山里さんのどこが結婚の決め手になったかと言われたときに一番大事なことを言い忘れまして、私は山里さんの仕事に対する姿勢を本当に尊敬しています。私も仕事に入るとなったらとことんやってしまう。山里さんを見ていると、それで間違っていないんだなと思えてとても勇気が湧きます。自分がやれる仕事は精一杯やらせていただいて、亮太さんを支えたいです」と付け加えている。
「蒼井優にここまで言わせるわけですから、山ちゃんも立派なものですよ。もはや“非モテ”のキャラは封印せざるを得ないでしょうね。今後、余儀なくされる方向転換が楽しみです(笑)」(前出・芸能記者)
テレビ・ラジオで計16本ものレギュラーを持つ超売れっ子の山里亮太。今後の“立ち回り”にも注目したい。
(石見剣)