5月28日に神奈川県川崎市で発生した通り魔殺傷事件。6月2日に放送された番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)でも、この事件についてトークが繰り広げられた。
「番組では自死した加害者に対し“死にたいなら1人で死ぬべき”という声が多く上がり、そこで松本が『僕は、人間が生まれてくる中でどうしても不良品って何万個に1個、絶対これはしょうがないと思うんですよね』と、持論を展開。この“不良品”という言葉に、視聴者の怒りが爆発してしまいました」(女性誌記者)
ツイッターでは「松本人志の『不良品』発言は絶対に許せない。人として最低だと思う」「松本人志さんの『不良品』発言に怒りを覚える…」といった声が殺到。これを受け松本は番組後自身のツイッターで「凶悪犯罪者は人として不良品。ひきこもりが不良品?誰の意見?」と発し、またしても炎上。一方、松本のこの発言によって、株が上がったタレントもいる。爆笑問題の太田光である。
「裏番組にあたる『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、太田が加害者の自死について『自分の命も重くみてない』と語り、“自分も以前、何も感動できなくなった時があった”“そんな時美術館に行ってピカソの絵を見て感動した”と話し『いろんなものを好きになる。好きになるってことは、それに気づけた自分を好きになる』『すぐ近くにいると思うの。彼のような人は。(中略)すぐ近くにいるよってことを知ってほしい。キッカケさえあればって思うんだよね』と、自分に置き換えて今回の事件について語っていました」(テレビ誌ライター)
加害者を“不良品”に例えた松本と、“自分の命を重く見てない”と語った太田。ネットでは「川崎事件に対する太田光と松本人志のコメントを見ると二人の人間性の差が如実に表れている」「太田光は弱者の立場で意見してて、まっちゃんは完全に第三者の立場」と、太田の考えを称える声が数多く上がっている。
「松本の不良品発言に関しては、タレントの東ちづるも自身のツイッターで『私たちは人間。「良品」も「不良品」もない。「フツウ」も「一般的」も、個人の偏見』と反論しています。やはり今回の松本の発言は世論的にも刺激が強すぎたのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
松本は今年の1月にも番組共演者の元HKT48・指原莉乃の“性的ハラスメント発言”が炎上したばかり。今後は過激発言を少し控えざるを得ないかもしれない。
(窪田史朗)