小川彩佳アナがインタビュー取材で見せた、内に秘めた決意!

 6月3日から報道番組「news23」(TBS系)のメインキャスターを務めている小川彩佳アナが、6月5日の放送で人気バンド「サカナクション」の山口一郎へのインタビューに臨んだ。その「news23」では小川アナ就任に伴って装いを一新したが、オープニングCGや新たなオープニングテーマの採用が、まるで「news zero」(日本テレビ系)のパクりだと指摘されている。

 そして今回のインタビューに関しても、昨年10月から「news zero」のメインキャスターを務める元NHKの有働由美子アナが、就任2日目にタモリとの対談に臨んだ姿を彷彿させるようだ。そんな小川アナのインタビュー挑戦について芸能記者が指摘する。

「よくもまあ、ここまで『news zero』をトレースするものだと、むしろ感心するほどです。ただ一部では今回のインタビューについて、タモリと山口では格が違いすぎるとの指摘もありますが、それはさすがに的外れ。タモリはもちろん芸能界のトップクラスですが、山口も音楽業界では相当な論客として知られていますし、34歳の小川アナが38歳の山口に話を聞くのはむしろバランスが取れていて、いい人選だったのではないでしょうか」

 このインタビューは番組側が未放送分を含めてテキスト化し、ウェブサービスの「note」に“永久保存版”として公開。テレビ番組では珍しい大盤振る舞いには、小川アナの取材力に自信を持っている様子を感じさせる。その一方でインタビュー中に見せた仕草からは、小川アナの秘めたる想いが伝わってきたという。

「二人の対話で特徴的だったのは視線の向きです。全体を通して山口は常に左下を、そして小川アナは右下に視線を落としていました。左下を見る人は記憶を辿ったり理屈を考えたりと、熟考しながら言葉を紡ぎだしていると言われており、内省的な歌詞で知られる山口らしさが表れていました。それに対して右下を見る人は、心ここに非ずとばかりに思い悩んでいることが多いと言われ、小川アナはなんとかしてクリティカルな質問をひねり出そうと苦労していたように見受けられます。彼女は『報道ステーション』(テレビ朝日系)のサブキャスターとして7年以上の経験を持つものの、メインの立場で一対一の取材に臨んだ経験は少ないはず。手探りでのインタビューとなりましたが、その反面、番組を代表する立場として結果を残したいとの強い決意を秘めていたようにも感じられましたね」(前出・芸能記者)

 旧知のタモリとくつろいだ雰囲気で対談していた有働アナと、山口との微妙な距離感を会話を通して歩み寄ろうとしていた小川アナ。その対照的な態度は視聴者にどう響くのだろうか。

(白根麻子)

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