ダウンタウンの松本人志が6月9日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。お笑いコンビ・カラテカの入江慎也が所属事務所を通さずに直接ギャラを受け取る“闇営業”を詐欺グループと行い、所属芸人の仲介をしていたとして吉本興業から契約を解消された件についてコメントした。
「疑惑の忘年会に参加していた雨上がり決死隊の宮迫博之やロンドンブーツ1号2号の田村亮は事務所の聞き取りに対して『お金は受け取っていない』『詐欺グループとは知らなかった』と主張しているみたいですが、お金を貰わないで参加することはあるのかと尋ねられた松本さんは、『正直言うと、僕はないと思う』と発言しています」(芸能記者)
松本は続けて、「何らかのお金は出ていると思う。どういうふうに分配されたのか、それはちょっとわからない」と自身の見解を述べ、「宮迫で言うと、お金どうこうじゃなくて、入江に頼まれてパッと顔を出したんだろうなとは推測できる。一切お金が出ずに、あれだけのパーティー、あれだけサービスすることは正直ないと思う」と話した。
ネット上では「ギャラをもらってないって言われても、そんなわけないだろとしか思えない」「ギャラとしてはもらってなくても、お車代とかの名目でもらってるのでは?」「相手から直接もらってないにしても、入江がまとめてもらって後で分配したとかはありそう」「入江がいちばん悪いんだろうけど、入江だけ契約解消で他は謝るだけとか納得いかない」といった意見が上がっており、全体として「ギャラもらってない」を信じる人は少なそうだ。
「宮迫や田村は、会見でも開いて状況を説明すべきなのでしょうが、ツイッターでのコメントで事態を収束させたという意図が透けて見えるような状況も、ファンとしては納得し難い部分でしょう。いまや、5年前の忘年会で記憶が定かではないとしつつ、ギャラをもらっていないことだけはちゃんと覚えているという点についても、もはや失笑の対象となっていますからね。これほど難しい事情だからこそ、今回は非常に慎重に言葉を選んでいたようにも思えます。それだけ、この件の“シャレにならなさ”というものが伺えるのではないでしょうか」(前出・芸能記者)
図らずも、先週の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)で、若手芸人を中心に“闇営業”は暗黙の了解的にはびこっている状況を伺わせる内容が放送されただけに、この問題はしばらく尾を引きそうである。
(石見剣)