少年隊の東山紀之が7月1日、東京都内でドラマ「刑事7人」(テレビ朝日系)の会見に出席し、先月より体調の悪化が報じられているジャニー喜多川社長についても言及している。
上下黒のスーツに身を包み、神妙な面持ちで記者の前に立った東山は「先日、(ジャニー社長が)くも膜下出血で倒れまして。今まさに頑張っているところです」と切り出すと、病院に緊急搬送されたとの知らせを受けた際には「非常に驚きましたが、良い顔色を見て安心しました」と説明。また、芸能界における“男性アイドル”としての分野を確立させた同社長の存在についても「僕にとってはキング・オブ・エンターテインメント」と表現し、「華やかなエンターテインメントが好きな方ですから。ジャニーさんの想いに応えるべく、やっていかなければならないと、全員が思ってると思います」と力強く話した。
ジャニー氏の容態をめぐっては一部週刊誌による報道でのみ世間へ拡散されていたものの、当初はジャニーズ事務所からの公式な説明や地上波テレビ放送においても取り上げられることはなく、今回の東山による会見は大きな注目を集めている。
「しかしながら、今やジャニーズ事務所所属タレントのトップでもある東山紀之よりも先に後輩の嵐の松本潤がジャニー社長の状況についてメディアに説明したり、そもそも会社の広報のような役割を所属タレントが担っている状況については、『これだけ多くのタレントを抱えているのに広報がちゃんとしていない』『そういう説明をタレントにさせるべきではない』『嵐の後に(会見)? 兄貴分として最初に出てくれば良かったのに』『嵐に説明をさせたことが間違い』など、違和感を覚えるとの指摘が相次いでいます。また、『ドラマやイベント会見とジャニーさんの容体のアナウンスを一緒にするの企業としておかしい』との反応もありました」(テレビ誌ライター)
ジャニーズ事務所としての方針なのか、緊急時におけるイレギュラーな対応なのか、真相は定かでないものの、ファンにとっては疑問や違和感の残る会見となったようだ。
(木村慎吾)