タレントの吉木りさが7月11日に自身のツイッターアカウントを更新し、選挙カーによる騒音に苦言を呈している。
21日に投開票を控え、全国で立候補者による熱い演説が繰り広げられている最中にある参院選だが、より多くの歩行者や通行人へ自身の政治理念やマニフェストを届けるべく、選挙カーの音量は大きくなることが多い。
そうした状況の中、吉木は同日にツイッター上で「選挙カーでお昼寝園児が起きて『ギャン泣き』保育士『その時間避けて』ツイートが話題」(J-CAST配信)と銘打たれたネットニュースを引用し、「ご近所迷惑も気にせず選挙カーで必死に声をかけている人を見ると、投票する気が失せるというか、逆効果でしかない気がしてなりませんよね…」と苦言。先月に第一子の妊娠を報告したばかりの吉木はまだ園児を育てる立場ではないものの、騒音による保育士の心労を気にかけている様子だ。
「もちろん選挙カーの中には有意義な内容を発信し、国民へ熱いメッセージを届けているケースもありますが、単に候補者の名前や“清き一票を!”と連呼しているだけの場合もあり、爆音の拡散は頻繁に非難の対象となってきました。今回、選挙カーへ苦言を呈した吉木のツイートにも『全くその通りだと思います』『迷惑極まりないですね』『ほんとおかしいなーって思ってました』と共感のリプライが多く、ネットでも『たしかにうるさい』『住宅街なのに朝8時から大音量での呼びかけは迷惑』など選挙カーへの不満を爆発させる声が集まっています。中には授業に集中できなかったと憤るものや、せっかく子供を寝かし付けた苦労が水の泡になったという糾弾も見受けられ、やはり選挙の形式ややり方を再考すべき時に差し掛かっているのかもしれません」(テレビ誌ライター)
国民の健全なる暮らしを形成していく上で、議員の新陳代謝を促す選挙が必要不可欠なのは言うまでもないが、副次的なダメージを極力減らしていくこともまた重要な案件と言えるだろう。
(木村慎吾)