吉本興業は7月19日午後、反社会的グループの会合に“闇営業”で参加して謹慎処分中のお笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之とのマネジメント契約を解消すると発表した。
吉本興業はメディア各社にファックスを送信。文書には「宮迫博之は、既に報道されている反社会的勢力の主催する会合に出席していた件により謹慎中でしたが、弊社といたしましては、諸般の事情を考慮し、今後の宮迫博之とのマネジメントの継続に重大な支障が生じたと判断し、上記決定に至りました」と記されている。
「宮迫の進退に関して、前日の18日にも吉本興業から何らかの発表があると報じられていましたね。19日発売の『FRIDAY』に、16年7月に起きた『福岡金塊強奪事件』の主犯格で逮捕・起訴された男性との“ギャラ飲み”について掲載されることを受け、所属事務所としてもより厳しい処分を下さざるを得なくなったのでしょう。所属事務所からの契約解消という処分ですが、これは事実上の引退に等しい。吉本興業が解雇した宮迫さんと新たに契約しようというプロダクションはまずないでしょうからね」(芸能記者)
宮迫の契約解消についてネットでは「当然だな。むしろ処分が遅すぎた」「宮迫さんの芸は好きだったけど仕方ない。でも一生食っていけるお金はとっくに稼いでるでしょ」「蛍原さんがかわいそう」「宮迫本人も事務所も、会見してきちんと説明すべき」といった意見があがっている。
「吉本興業は『会見の予定はございません』としていますが、世間は到底納得できないのではないでしょうか。謹慎中の他の芸人の将来のためにも、今きちんと説明して、ウミを出し切っておくべきだと思いますが…」(前出・芸能記者)
11年の島田紳助さん引退に続き、超売れっ子芸人を失うことになってしまった吉本興業。“教訓”が活かされていなかったことは、つくづく残念と言うほかない。
(石見剣)