7月19日に放送された広瀬すずがヒロインを務めるNHK朝ドラ「なつぞら」で、福地桃子演じる夕見子の駆け落ちが衝撃的な結末を迎え、大きな反響を呼んでいる。
「北海道の家族に駆け落ちがバレてしまった夕見子は、怒りを露わに恋人の高山(須藤蓮)とおでん屋『風車』に来店。ところが高山は『本気で駆け落ちが上手くいくとは思っていなかった』『いつも計算高くて、偉そうで、俺に対する優しさなんてひとつも感じたことがなかった』と心無い発言を夕見子にぶつけ、2人は大喧嘩。挙句に『自由になっても飯も作れん女と結婚したって、しようがねぇべ!』と捨て台詞を吐いて出て行こうとする高山を待ち受けていたのが、北海道から上京したばかりの祖父の泰樹(草刈正雄)でした。挨拶もしない高山に『抹殺』と口走り左フックをお見舞いする場面に、ネットでは『おんじの抹殺パンチにスカッとした!』『じいちゃん、カッケー!!』『じいちゃんよくやった!って朝ドラ見てる国民が思った瞬間』といったコメントが躍りました」(テレビ誌ライター)
さらに高山が去り、『夕見子、迎えに来た。一緒に帰るべ』と声をかける泰樹の胸に飛び込み涙を流す、福地演じる夕見子にも「夕見子の涙にもらい泣き、朝から涙が止まらない」と言った感動コメントが数多く寄せられている。
いつも突拍子も無い行動をとる“お騒がせ”の夕見子の見せた初めての涙。
「このシーンを演じて『自分に寄り添ってくれる人たちの暖かさを感じて、撮影中は何度も涙した』と公式HPのインタビューで語る福地。自身の母も北海道出身で夕見子役には特別な思いを寄せていました。今回の役をオーディションで射止めたことで今後、活躍する大きなきっかけになりそうですね。特に朝ドラは、高畑充希や土屋太鳳のようにヒロインの姉妹役からヒロインの座を射止めるケースも多いですから」(女性誌記者)
父親は、あの“Vシネの帝王”と呼ばれる哀川翔。だが、そうしたコネにも頼らずここまでやって来た福地にスポットライトが当たる日も遠くはなさそうだ。
(窪田史朗)