反社会勢力への闇営業問題で7月20日に都内で謝罪会見を開いた、お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮。会見では吉本興業からの圧力を暴露した宮迫だが、引退に関しては否定。とはいえ、芸能活動をすんなりと再開できるはずもない。
会見の前日、吉本興業からマネジメント契約を解消された理由について、宮迫が挙げたのが、7月19日発売の「フライデー」。そこには、宮迫が約7億6000万円相当の金塊窃盗事件の被告らと飲食店で撮った写真が掲載されていた。しかも、記事によれば、宮迫は5~10万円の小遣いをもらっていたという。
しかし、会見で宮迫は「トイレから出てきたところを『写真を撮ってくれ』と囲まれて撮った、ただそれだけの写真です」と説明。飲食店の店長もこのことを覚えていたらしく、「金銭の授受がなかったことを証言してもいい」と語っているようだ。そのうえで、吉本から契約解消を受けたことについて、「納得はできません」と話した。
自身の身の振り方については「今は、引退は考えられません」と芸能活動の再開を視野に入れていることを明言。7月22日の「スポーツ報知」では、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志の仲裁で、宮迫と田村が吉本興業と和解に向けた交渉に入ると報道。事態が急展開を迎えることも十分考えられる。
「宮迫の“爆弾会見”で一転、吉本興業が悪玉になりました。吉本興業としても、これ以上、騒ぎを大きくしたくないはずです。そのためには、宮迫を引き止めるのが得策と考えるでしょう。しかし、宮迫が反社会勢力への闇営業に参加した事実は変わりません。仮に宮迫が吉本興業と和解しても、当分の間、仕事はないはずです」(芸能記者)
売れっ子だっただけにかなりの蓄えがあると思うが、芸能活動の休止が長引けば、宮迫も痛いはず。だが、収入には困らないと芸能記者が内情を明かす。
「宮迫は2015年4月、東京・西五反田に『みやたこです。』というたこ焼きバルをオープンさせました。一部メディアによると、周辺に会社が多いこともあり、繁盛しているとか。打ち上げなどで、宮迫自身も厨房に立つことがあるようです。5月7日更新の同店のツイッターを見ると、確かに宮迫が料理をしていました。ほとぼりが冷めたら、店に立つ機会が出てくるかもしれません」
今度は、堂々と営業してほしいものだ。
(石田英明)