闇営業問題で激震中の吉本興業にて7月22日、岡本昭彦社長が5時間超にも及ぶ異例の超ロングラン会見を実施。芸人たちに対して「全員クビ」や「テープをとってんちゃうの?」と発言した件については「冗談だった」との苦しい答弁に終始し、生中継で会見を見守っていたお笑いファンやメディア陣をガッカリさせた。
そして自分がマネージメントされる立場の芸人たちも、この会見には落胆した模様。「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)の月曜パネラーを務めるトレンディエンジェルの斎藤司は、会見の生中継に頭を抱える始末だった。そのなかで人気若手コンビとして活躍の場を広げている「ミキ」の亜生も、このロングラン会見に対してクレームを付けたというのだ。お笑い系ライターがささやく。
「未だ会見が続いていた17時53分に、亜生は《今日ぼく誕生日やのに!!!》とツイート。この日は31歳の誕生日で、通常ならファンから多数の祝福が寄せられるところですが、社長会見によりお祝い気分もすっかり削がれる形となりました。そんな亜生による魂の叫びはファンの心を打ったようで、数時間で2万件を超える“いいね!”が付いたのです。亜生には27万人超のフォロワーがついており、普段からツイートには数千件の“いいね!”が付くものの、この日の《心の叫び》はふだんいいねをしない層にも響いていたようです」
そんな傷心の亜生に対して絶妙なリプを返していたのが、亜生の兄である昴生の同期に当たる、バンビーノ・石山大輔だったという。お笑い系ライターが続ける。
「石山は『あせい生まれたけど、今日はだいじな何かが死んだ日になったな』とリプ返し。これに亜生も『忘れられない日になりました』と真面目な調子で返していたのです。吉本芸人同士のこんなやり取りが公開の場で交わされること自体、今回の会見がいかに異常な事態を招いたのかを如実に示しているのではないでしょうか」
6000人に及ぶ吉本芸人たちは今後、どのような身の振り方を考えるのか。同事務所の激震はまだ始まったばかりなのかもしれない。
(白根麻子)