スタジオジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』は、松山の道後温泉や江戸たてもの園、目黒雅叙園などいくつかの施設を参考にしたものの、これといった特定のモデルとなった場所はないとのことですが、実は、まるでその舞台そのもの施設や場所が、世界各地に点在しているようなんです。そんな温泉宿や幻想的なスポットをまとめてみました。
まずは、大正ロマンを感じさせる山形の「銀山温泉」です。他にも、開湯600年の「宮城鎌崎温泉」、群馬の四万温泉「積善館」、昭和11年建築の長野の「渋温泉」、鳥取の「羽合温泉」などがあります。どれも昔ながらの立派な建物で、なかには湖に面している温泉も。
また、中国や台湾にもノスタルジックな風景が。1つは台湾の「九フン」。台湾映画『悲情城市』の舞台となったところとしても知られています。台北から電車で40分、そこからバスで15分ほどです。
中国・重慶の「洪崖洞」は、夜景の美しい幻想的なスポット。重慶には東京と大阪から直行便も出ています。さらに秘境ともいえるのは、湖南省の「鳳凰古城」。少数民族の街で、近くにある世界遺産の武陵源とセットでツアーも組まれていますよ。
この夏は、これらの『千と千尋の神隠し』スポットを訪れてみるのも楽しいかもしれませんね。