いま、婚活をしている女性は多くいるといわれています。その理由の一つとして、老後のことが関係していることが明らかになりました。
婚活事業を展開するIBJ社が、20~49歳の独身男女約1,500人に対して実施した「長寿化に伴う人生観と結婚観」についての調査によると、長寿化に伴う不安として、最も多い1,235人が回答したのが「お金」でした。その他では、「老後」「病気」「結婚」「孤独」と回答する方も700人を超えていたようです。
これらの不安に対し、女性が現在行っている対策は「婚活」がトップ。次いで、「貯蓄」となっていました。お金や病気、孤独の悩みをすべて満たしてくれるのが、結婚ということでしょうか。旦那さんと子どもを得ることで、それが叶うというわけですね。結婚のメリットとして、500人以上の方が「精神的安定」と回答していたようですが、やはり精神面が大きいようです。
とはいえ、こんな意見もあります。作家の有川真由美さんの著書「人にも時代にも振りまわされない 働く女(ひと)の仕事のルール」(PHP研究所刊)では、結婚していても、子どもがいても、孤独感にさいなまれることはあると書かれています。そのため、60代以降も月10万円から働いていくことを勧めており、社会からの孤立、頼れる人がいない孤独と付き合っていくことが、これからの生き方として大切なんだそうですよ。
いまの時代、結婚を当てにし過ぎず、長きにわたって働いていけるキャリアを築くことも必要なのかもしれませんね。