永井豪原作のコミック「キューティーハニー」を実写化した「CUTIE HONEY -TEARS-」が、今秋に公開されることがわかった。主演は西内まりやが務めるという。
「過去に佐藤江梨子や原幹恵など、スタイル抜群の女優らが主演を務めてきた『キューティーハニー』ですが、今回の西内版は、彼女のスタイルを考慮していなのか、定番のお色気要素は一切なし。CGを駆使したアクション映画として生まれ変わるそうです」(映画ライター)
「キューティーハニー」といえば胸元が大きく開いたコスチュームで、悪と戦う姿が男性たちの心を鷲掴みにした。しかし、今回公開されたメイキング映像は、西内が大きな布を体に巻き、肌露出ほとんどなしの衣装でアクションを披露している。
これには“新生キューティーハニー”を期待していたファンから、「お色気なしなんてキューティーハニーじゃない!」「こんなピントの外れた映画を誰が観に行くのか」「2016年最大のコケ映画になるのでは?」と厳しい声が公開前から殺到している。
そのため、このままではあの大ゴケ映画の二の舞になる危険性があるという。
「同じ永井豪原作の実写映画といえば、2004年に公開された『デビルマン』です。しかし、当時の観客からはチープなCGや演出などが酷評され、制作費10億に対して、興行収入はたった5億円の大失敗に終わりました。いまだに日本のコケ映画といえば『デビルマン』を上げる人がいるなど、邦画界最大の黒歴史となっています。そのため今の時点から厳しい意見が飛び交う『キューティーハニー』も、このままでは同じ道を辿る可能性があるのです」(前出・映画ライター)
ストーリーやアクションはともかく、衣装だけでも原作を忠実に再現していれば、ここまで批判されることはなかったかもしれない。
昨年の主演ドラマ「ホテルコンシェルジュ」(TBS系)でも視聴率2ケタに届かず爆死している西内。モデル、歌手、女優と幅広く活躍しているが、この映画で「女優」は終了となるかもしれない。
(森嶋時生)