8月21日に放送された広瀬すず主演のNHK朝ドラ「なつぞら」に、朝ドラヒロインの一人・田中裕子が登場。SNSでは「田中裕子」がトレンド入りするなど、大きな反響を呼んでいる。
「田中が演じるのは、産婦人科医・高橋秀子役。田中は1983年に放送された『おしん』で、朝ドラ史上最高視聴率62.9%を記録した、まさに“朝ドラの女王”。ネットでは『レジェンドの田中裕子さん登場!』『田中裕子さんきた!』といったコメントが踊る中、『優しい空気に包まれた素敵なシーン』といった声も。二人は、去年の1月期の広瀬主演のドラマ「anone」(日本テレビ系)で共演。視聴率こそ振るわなかったものの、坂元裕二脚本の話題作での共演以来、仲の良いことで知られています」(女性誌記者)
太い絆で結ばれている二人。だが、今や国民的な女優といっても過言ではない広瀬を脅かしているのが、実は“田中裕子”の存在だとみる向きもある。
「朝ドラ100作を記念して、現在BSプレミアムでは『なつぞら』の前に『おしん』を再放送中。4月8日に放送された生番組『あさイチ』(NHK)では、ゲスト出演したタレントの藤井隆が番組冒頭“朝ドラ受け”ならぬ“おしん受け”をしてしまい、MCの博多大吉から突っ込まれる一幕もありました。『おしん』を知らない若い世代にとっては、『おしん』は衝撃的。ハマっているファンが益々増えているようです」(テレビ誌ライター)
そんな中、あの朝ドラ・レジェンドの出演を期待する声もある。
「朝ドラ史上“中興の祖”といってもいいのが、2013年に放送された『あまちゃん』。今まで朝ドラを観たことのなかった若い視聴者層を大いに開拓。そういった意味で、のんが出ないのはやはり残念。3日には、のんが主演声優を務めた映画『この世界の片隅に』が放送され、さらに10日には番組『#あちこちのすずさん』にも出演。ジャニーズ事務所が公正取引委員会から注意を受けたことが明らかになり、世の中の風向きも変わりつつあります。どんな形でもいいから出演する機会があれば、NHKの株もグンと上がるのですが」(放送作家)
20日に撮影がオールアップしている「なつぞら」。果たして、さらなるサプライズはあるのか。最終回まで目が離せそうもない。
(窪田史朗)