TOKIO・長瀬智也のソロのレギュラー番組は、現在ゼロだ。今年3月までは、平日の10分ながらもラジオ「SUZUKI presents NAGASE The Standard」(TOKYO FM系)があったが、終了。メンバーの城島茂、国分太一、松岡昌宏は地上波で単独のテレビレギュラー番組を抱えていることを考えれば、長瀬の現実には一抹の寂しさを覚えざるをえない。
同番組で長瀬は、趣味の車やバイク、音楽やコレクションなどを好き放題に話していた。女性ファンを置き去りにすることがままあったが、それこそが“長瀬のスタンダード”。評判は悪くはなかった。
およそ3年半のオンエアで、長瀬のテンションがマックスに達したことがある。幼いころから食べていたお菓子「ビックリマンチョコ」のメインキャラクターになれたことだ。その時のことを女性週刊誌記者が振り返る。
「ある日のオンエアで、『ビックリマンチョコ』に対する愛を語っていたのです。すると後日、ビックリマンキャラクターやパッケージデザインの制作をしている大阪のデザイン事務所・株式会社グリーンハウスから、長瀬を模した新キャラ『ナガセ爆神』がPDFデータで送られてきたのです。ちなみにモチーフは、『ヤマト爆神』でした」
うっすら口ヒゲをたくわえ、右手にはスタンドマイク、左手にはギター、左右を囲むのはバイクのエンジン。おでこに巻かれているベルトの中央には、メンバーでレギュラー出演している「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)のロゴが、同じ配色で踊っていた。
「長瀬が感動したのは、ギター、エンジンが実際に使っているメーカーと激似だったところです。おそらく、グリーンハウスが調べて、描いてくれたのでしょう。残念ながらこれは商業目的ではなく、長瀬だけへのプレゼント。それでも手を抜かない企業努力に、感動したといいます」(前出・女性週刊誌記者)
せめてもの返礼でと、長瀬はゲスト出演した「嵐にしやがれ」(日本テレビ系)、レギュラー番組の「TOKIOカケル」(フジテレビ系)で、世界でひとつしかない新キャラを紹介している。ネットでは商品化の声が多く上がったが、1年以上経っても進捗はない。
「ビックリマンチョコ」はこれまで、初音ミク、ももいろクローバーZ、AKB48、吉本興業のお笑い芸人ほか、多くの有名人とコラボしている。パッケージやステッカーを世に送りだしてきたが、ジャニーズタレントはいまだない。その先駆けにTOKIOがなれれば、長瀬はもう何も思い残すことはない!?
(北村ともこ)