コメンテーターで元宮崎県知事の東国原英夫が9月6日放送の「バイキング」(フジテレビ系)に出演し、関ジャニ∞の錦戸亮が9月末でジャニーズ事務所から退所することを事前に報じた「東京スポーツ」を称えている。
「東スポ」はかねてよりジャニーズ帝国が崩壊の危機を迎えつつあることを主張し続け、今回の錦戸のグループ脱退と事務所からの退所についてもいち早くスクープし、発表時期に関しても「9月5日夕方」と具体的な表現でファンを驚かせていた。
これまで、河童や宇宙人に関する与太話をユーモラスに説いたり、芸能界の“トンデモ話”をでかでかと綴ってきた「東スポ」だが、東国原は今回の錦戸退所と「東スポ」のフライング発表について「(錦戸の)退所も驚きましたが、一部のスポーツ紙、一面に出てたんですよ。このスポーツ紙は一般的に世間からあんまり信憑性がないって言われてるスポーツ紙なんですよ」と具体的な名指しこそ避けるも「東スポ」の情報の精度に唖然。
すると同番組MCの坂上忍も「あぁ、なるほど。あそこですね。僕大好きですけど」と続くと、東国原はさらに「私の師匠が特任編集長かなんかやってるところで」「僕ね、あの新聞、今度から信用しますよ」などと話し、ビートたけしが客員編集長を務める「東スポ」への見方が変わったとも語っている。
「実はCHAGE and ASKAの薬物に関するスクープもどこよりも早く報じていたのが『東スポ』だったとされており、その精度が徐々に世間から認知されつつあります。それにしても、『一般的に世間からあまり信憑性がないと言われているスポーツ紙』との説明で、もはやすぐに『東スポ』だと伝わってしまうというのは情報を伝える立場のメディアとして異色の存在感を放っている証拠でしょう。今後は『東スポ』の記事も以前とは異なる解釈で読まれることになるかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
宇宙人ネタを掘り下げていたかと思えば、突然の錦戸亮の脱退スクープ。懐の深さと真偽のファンタジーを味わいながら読みふけるのもまた『東スポ』の醍醐味ということだろうか。
(木村慎吾)