タレント・コラムニストのマツコ・デラックスに芸能界引退準備の情報が浮上していると「東京スポーツ」が報じている。9月25日に配信された記事によると、マツコは本気で引退を考えているようで、その理由は「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首とのバトルだけでなく、マツコ人気に“ピークアウト”の現状があるという。
「記事があるように、『週刊文春』が報じたマツコの元SMAP・稲垣吾郎への発言が尾を引いて、人気低下の原因になっているようなのです」(芸能ライター)
マツコが「だってテレビは使いたくないんだもん。SMAPだから使われていたわけ…。SMAPじゃなくなった3人に魅力を感じますか。SMAPにいたからこそチヤホヤされていた」と、稲垣について発言したとされる報道によって、元SMAPファンだけでなく、これまでマツコの弱者に寄り添ったスタンスを支持していたファンからも疑問を持たれてしまった。本人は歪曲して報じられたと主張しているが、これが人気低下の一因になってしまったことは否めないようだ。
「そのため、現在10社以上あるマツコさんのCMが、来年には激減してしまう可能性について、記事では伝えています。マツコさんのCMギャラは1本2000万円以上と言われているそうですが、人気低下による視聴率低下、さらにCM減少の“負の連鎖”は避けられないともっぱらの噂です」(前出・芸能ライター)
このニュースにネットでは「立花さんと絡んだのも、稲垣さんの件も自業自得」「マツコは視聴者の気持ちのわかる毒舌がよかったのに、稲垣さんの件で『あ、体制側の人間じゃん』ってなったからね」「最近のマツコは昔ほどおもしろくないし、しかたない」「引退して悠々自適の生活するのに十分なお金稼いだでしょ」「マツコは芸能界にしがみつかなそう…」といった声が上がっている。
「権威に噛み付く姿に共感されていた人気者が、やがて、自身が権威化してゆくことはマツコさんに限らず、テレビに出続けていると避けられないこと。ここ最近の状況も加味すると、ご本人のモチベーションは以前ほど高くはないのかもしれませんね」(前出・芸能ライター)
マツコがテレビにおいて確固たる立ち位置を築いたことは間違いない。これからも忖度なく「私は好き、嫌い」と断言し、大衆の溜飲を下げてくれる存在として活躍してほしいところだが果たして。
(石見剣)