落語家でタレントの笑福亭鶴瓶が9月26日、東京都内で催された主演映画「閉鎖病棟 -それぞれの朝-」(11月1日公開)の完成披露試写会に登場し、役作りの為に7キロもの減量に成功したことを明かしている。
綾野剛や小松菜奈ら共演者と並び、試写会に出席した鶴瓶は元死刑囚という役柄を演じるにあたり、監督の平山秀幸からクランクイン直前に「痩せてくれ」との要請を受け、撮影を開始した今年1月7日までの10日間で7キロのダイエットに成功。しかし、すでに3年前に平山監督から手紙で同作のオファーを受けていながら、“ダイエット指令”が下されたのは撮影開始の寸前ということもあり、鶴瓶は「(もっと早く言ってくれれば7キロ以上)痩せてますからね」と嘆いている。
「10日間で7キロもの減量に成功するのは異常とも思えますが、なにより67歳という代謝が低下している高齢でそれを成し遂げたことは驚きです。ネットにも『なかなかダイエットできない中年男性としては羨ましい限り』『この歳で7キロ減はすごいですね!』『10日で7キロはすごく大変だったと思います』『無茶しないで』『その後の健康や体力に影響は出ていないのでしょうか?』などと様々な声がありますが、同時に、3年前から鶴瓶にオファーを出しているにもかかわらず、撮影直前に痩せてくれとの注文を出した監督には『仮に痩せてほしいなら監督は安全に痩せることができるよう、期間の猶予をもっと与えるべき。3年前からオファーしているならなおさらで配慮が全くない』『高齢の鶴瓶にこんな負担させて体に何かあったらどうするの?』『撮る順番を変えるとか制作サイドで上手くスケジューリングすればこんな無茶はしなくても良かったのでは』との批判が出ています。撮影直前に痩せろと言われて本当に7キロ落としてしまう鶴瓶も凄まじい根性ですが…」(テレビ誌ライター)
もしも3年前からダイエットを要請していれば、より健康的で身体に負担の少ない方法でゆるやかに痩せられた可能性が高いだろう。なによりも鶴瓶の“嘆き”がいかに辛くハードなダイエットだったかを物語っていると言えそうだ。
(木村慎吾)