40万人のフォロワーが号泣だ。アイドルグループ「ゆるめるモ!」のフロントメンバーとして活動してきた“あの”が9月30日に、ツイッターでグループ脱退を発表。10月4日に7周年ライブを控えたタイミングでの衝撃脱退に、多くのファンが悲しみを隠せないでいるようだ。
「モデルとしても活躍するあのは、サブカル界のカリスマ的な存在として若い女性を中心に絶大な人気を誇っています。3月には初写真集をリリースし、4月には『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演するなど活動の場を広げていました。その一方でコミュ障の一面もあり、グループ入り前は高校を辞めて自室に引きこもっていたことも。そういった経歴と色白美人という取り合わせに魅せられる人は多く、彼女に憧れてアイドルになったという現役アイドルも少なくありません。あののツイートにはファンに加えて、アイドルたちからの《大好きです(涙)》といった悲しみと応援の気持ちがないまぜになったリプが多数寄せられています」(アイドル誌ライター)
そんな彼女の脱退劇に多くのファンが悲しみを覚えるなか、なかには希望を見いだす者もいるという。
「あのは今年2月に公開されたFromAのインタビュー記事にて『ぼく、いつか結局、引きこもりに戻ってしまいそうな気がして不安なんです』と吐露。今回の脱退でその言葉が現実化したとの見方もあります。ただ同じインタビューで彼女は“行動力”についても語っており、『学校を辞めることも行動力のうちだったのかなって、今は思いますね』と独特の視点を披露していました。その言葉に従えば、この脱退も行動力の発露だと捉えることもできるかもしれません。それゆえファンのなかには、この脱退を前向きに捉える人もいるようです」(前出・アイドル誌ライター)
コミュ障だった女子がアイドルという未知の分野に踏み出し、いつしか大きなステージにも立つようになった。あのが歩んでてきたそんな道筋は、同じような不安を抱える多くの女子に希望を与えてきた。あのにとっては今回の脱退劇も、新たなステージに進むために必要なステップなのかもしれない。
そのあのが6年間在籍したゆるめるモ!では、「辛い時は逃げてもいいんだよ」というメッセージを発し続けてきた。代表曲の「逃げろ!!」でも《今日は逃げる しかたないでしょ》と歌っていたように、あのは自らの行動をもって、彼女のフォロワーにあらためて「逃げてもいいんだよ」と伝えてくれたのかもしれない。
(白根麻子)