お笑い芸人の“ひょっこりはん”が10月4日、自身のツイッターにて一般女性との結婚を発表した。このおめでたい報告には2万件を超えるいいねが付けられ、ファンから祝福のリプが続々と寄せられている。
そのひょっこりはんは、18年の元旦に放送されたネタ見せ番組「ぐるナイ おもしろ荘」(日本テレビ系)をきっかけにブレイク。一時はCMにも出演するなど人気を博したが、今ではテレビで見ることもほとんどなくなっている。この4月にはYouTubeチャンネルを開設するも、登録者数は2000人にも満たない惨状で、一発屋芸人だったとの評価が定着しつつあるようだ。
そういった一発屋の場合、結婚が報じられてもネット上では〈どうせすぐ離婚だろう〉といったディスりコメントが寄せられがちなもの。ところが今回のひょっこりはんに関しては、辛口コメントが殺到しがちなYahooニュースのコメント欄にさえ「おめでとうございます!」との祝辞が多数寄せられている状況だ。なぜひょっこりはんにはネガティブなコメントが付かないのか、芸能ライターが指摘する。
「最大の理由は結婚相手が、お笑い芸人を始めた当初から交際していた彼女だったこと。その彼女がひょっこりはんの衣装を手作りしていたことも知られており、長年の交際を実らせた一途な姿勢に賞賛が集まっています。しかも人気絶頂の昨年ではなく、芸人として落ち目のタイミングで結婚に踏み切ったことも、男としての覚悟を決めた証拠として受け止められているようです」
それに加えて、ひょっこりはん自身の人間性も、お祝いコメントが集まる理由になっているようだ。
「彼は〈はい、ひょっこりはん!〉の決めフレーズで引っ張りだこだった時にも天狗になる様子を一切見せず、周りからのイジリにも素直に従っていました。そういった素直な性格は画面を通しても視聴者に伝わってくるもの。そして結婚を発表したツイートでも『先日、ひょっこりちゃんと結婚することができました!わーい!』とその喜びをストレートに表現しており、思わず応援したくなる雰囲気にあふれているのです。コメントのなかには売れていない現状を憂う声もあるものの、その内容は《奥さんを支えるためにもしっかりしろ》との激励がほとんど。そんなひょっこりはんを見ていると、《実るほど頭が下がる稲穂かな》とのことわざを地で行っていると実感するのです」(前出・芸能ライター)
早稲田卒のインテリ芸人にくくられるひょっこりはんだが、二浪の末に合格した苦労人であり、就職活動でも第一希望だったマスコミ業界入りが叶わず、「面白いものを作りたい」という思いから芸人になったという。そんな彼の家庭はきっと、常に笑いに包まれていることだろう。
(白根麻子)