10月12日にスタートする「まだ結婚できない男」(フジテレビ系)の主演に大きな期待がかかっている阿部寛。
2006年7月期に放送された前作「結婚できない男」(フジテレビ系)は、13年も前の作品だというのに多くの人々の記憶に残っているのは、阿部演じる主人公の桑野信介が“愛すべき変わり者”だからにほかならない。空気を読まずに自分の意思を通し、仕事であってもそのスタンスを貫き、プライドが高く偏屈で愛想がなく素直じゃない。それなのに優しい本質がチラチラと見え隠れするものだから、ドラマの中と同様に桑野から目が離せないのだ。
「前作が放送された頃から言われ続けていますが、桑野というキャラは阿部に対するアテ書きではないかとの疑惑が、10月2日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に阿部がゲスト出演したことで再燃しているようです。世間の人に阿部が“しなさそう”なことを街頭でインタビュー調査し、スタジオで本人に確かめるコーナーでは、『お風呂で歌わなそう』との声があがるも阿部本人は『歌う』と回答。さらに普段から思わず歌ってしまう癖があると告白。しかも『歌手と共演すると持ち歌が頭に浮かんでくるんです』といい、かつてTOKIOの先輩である少年隊の植草克秀と共演した際、自分でも気づかないうちに歌っていたそうで、共演して2週間ほど経つと、植草が『しゃべってくれなくなった』そうで『嫌がらせのようなことをしてしまった』と反省。それを聞いていた松岡昌宏が、植草はおそらく喜んでいるとフォローしましたが、その様子はまさに『結婚できない男』の桑野そっくり。ネット上でも『これで桑野は阿部寛に対するアテ書きだとわかった』『面倒くさいキャラなのに憎めない桑野=阿部』『桑野は阿部寛の素顔をデフォルメしたキャラかと思ってたけど逆。阿部の素顔のほうが強烈』といった声が書き込まれています」(女性誌記者)
高級食材専門スーパー「成城石井」で販売されている海老せんべい「いかちび」を店内にある分だけ、いつも買い占めてしまうとも明かした阿部。そんな、自分のスタンスを貫くところも、桑野に活かされているのかもしれない。