嵐が10月9日、公式YouTubeチャンネルを開設したことを発表し、凄まじいペースで登録者を増やし続けている。
突如として世間に衝撃を与えたのが、「嵐、YouTubeチャンネル開設」とのニュースで、ツイッターのトレンドにも関連のワードが上位を占めるなど、大きな話題となったが、なんといっても最大のインパクトを放ったのがチャンネル登録者の増加ペースである。
10月10日正午時点で、過去にリリースした楽曲「A・RA・SHI」や「Love so sweet」を含む計5曲のオフィシャルミュージックビデオをアップしているに過ぎないものの、いずれも一晩で100万再生超えを記録し、チャンネル登録者は89万人を突破し、翌日には100万人に到達。過去に例を見ない驚異的なペースでYouTube界を席巻したことで、“記録づくめ”のチャンネルとなることは必至だろう。
「YouTubeに関する様々な統計やデータを解析し、あらゆるユーチューバーに関するニュースを配信する『ユーチュラ』の調べによれば、まず初めにチャンネル『ARASHI』が達成した大きな日本記録が“チャンネル開設初日の登録者数”であり、開設1日目から33万6000人もの登録者を確保したのは国内初とのことです。長く1位に君臨していたのは女優の本田翼が運営する『ほんだのばいく』で、同チャンネルは開設初日に約31万人の登録者増加を記録していました。つまり“18日間で100万人突破”という偉大な記録をわずか1日でクリア。この嵐によるプラットフォームの垣根を超えた人気の要因を“知名度”と片付けてしまうのは簡単ですが、これまでSNSを含むインターネット上での画像や映像の使用を徹底管理してきたジャニーズ事務所の功労も大きく作用したと考えられますし、やはり音楽とYouTubeの親和性が相変わらず抜群であることが証明されました。YouTubeというプラットフォームでは言語を超越した音楽の動画が国を問わずに世界中で再生されており、歴代の再生回数ランキングでも上位はミュージックビデオが占めていますからね」(テレビ誌ライター)
2019年も多くの“知名度のある”芸能人がYouTubeの世界へと参入し、独自の世界観を構築してきたが、そのいずれもまずは“チャンネル登録者10万人”の壁を越えることを目標に掲げ、スムーズにそのハードルを超えるものは稀だ。
YouTube界のキングといえば、HIKAKINやはじめしゃちょーがその玉座に座っているが、前者は772万人、後者は819万人もの登録者を抱えており、チャンネル「ARASHI」が彼らにどれだけ迫れるかにも大きな注目が集まることになるだろう。
(木村慎吾)