歌手としても人気を博す俳優の菅田将暉が、大みそかの第70回「NHK紅白歌合戦」に初出場することが内定したという。10月15日付のスポーツニッポンが報じたもの。菅田は7月発売の2ndアルバム「LOVE」がオリコン3位にランクインし、10万枚のヒット作に。その実績を引っ提げて、紅白では白組の目玉として期待されているという。
「菅田は5月14日に配信限定シングルの『まちがいさがし』をリリース。今をときめく米津玄師の作詞作曲とあって若者を中心に話題となり、YouTubeで公開されているMVが5800万再生を突破するなど、配信楽曲ではトップ級のヒット作となっています。最近の紅白では出場歌手の選定に際してCDシングルの売上枚数にこだわらなくなっており、菅田は実績面でも紅白にふさわしいと認められた形です」(音楽ライター)
俳優としての実績に加えて、楽曲もこれだけヒットしていれば、菅田の紅白出場は文句なしといえそうだ。その一方で菅田のあおりを喰らったことで、夢の紅白がまさに夢に終わってしまった俳優がいるという。音楽ライターがささやく。
「役名の手塚翔太名義でシングル『会いたいよ』をリリースした田中圭は、紅白に手が届かないことでしょう。田中が主演したドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)はネット上で考察ブームを巻き起こし、社会現象と化しました。その勢いを駆って劇中歌の歌唱を担当し、自身初となるシングルもリリース。オリコン7位と上々の売れ行きで紅白への期待も高まったはずですが、菅田の『まちがいさがし』がドラマ『パーフェクトワールド』(フジテレビ系)の主題歌なこともあり、二人とも俳優枠でかつ劇中歌とジャンルがモロ被り。これでは白組に二人一緒に選出されるはずもありません」
今ごろ田中は、菅田の出場内定を報じるニュースを、苦々しく感じているのかもしれない。
(白根麻子)