お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶが10月23日に自身のツイッターアカウントを更新し、開催が決まった「よしもとブサイクランキング」に苦言を呈している。
吉本芸人による容姿を格付けし、競い合う「よしもと男前ブサイクランキング2019」だが、男前の芸人を決する部門とは対照的に、やはり“ブサイク芸人”をランキング化する「ブサイクランキング」の主催には少なからず賛否の声が集まっている現状を受け、久保田はツイッター上で同イベント公式サイトを引用しながら「もっとしないといけない事あるだろう? もう誰も傷つきたくないんだよ。これは笑売やない傷売だよ。糞が」と怒り。容姿や体型を嘲笑する笑いの時代が終わりつつあることを敏感に察知している様子だ。
この投稿には「容姿の吊るし上げ嫌だ」「この企画はたしかに時代に合ってませんよね」「企画する方もする方だし、投票する方もする方」などと賛同の声がリプライとして寄せられたが、やはり久保田が昨年末に起こした暴挙をいまだに多くの人間が忘れていないのも事実である。
「たしかにお笑いの世界では徐々に体型やルックスなどを中傷する行為が減り、“誰も傷つけない”笑いが好まれる傾向にある為、久保田の主張は一定の理解を得られるはずなんですが、やはり何を言うか、ではなく、“誰が言うか”ということなのでしょうか。ネットでは『上沼恵美子さんの年齢や性別で小バカにしてましたよね?人のこと言えないのでは?』『話題なって良いじゃないか。貴方の印象は性悪かブサイクしかないんだから』『上沼爆弾、吉本爆弾の中、戦力外にならなくて良かったじゃない!』『人を傷つけたのはどこのどいつだ?』と、2018年暮れにタレントの上沼恵美子へ暴言を吐いた騒動を引き合いに出しての反撃があります。久保田も同席した宴では上沼に対して“オバハン”や“更年期障害”といった暴言が飛び交い、その模様は全国に動画で拡散されてしまいました。女性からすれば最も屈辱的な言葉であり、これこそが“傷売”だと指摘されても仕方がないでしょう。もちろん過ちを犯してしまった久保田だからこそ、“もうやめましょう”と言えるのかもしれませんが…」(テレビ誌ライター)
自らのツイートによって1年前の暴言騒動を再び思い出させてしまう格好となった久保田。皮肉にも吉本興業内では他のタレントによる不祥事が続いており、これ以上のマイナス票を集めないためにも久保田は静観しておくのが賢明な判断だと言えるだろう。
(木村慎吾)