女優の吉岡里帆が10月24日にインスタグラムを更新。アンチから寄せられた批判メッセージに対して返信したことで注目を集めている。
ドラマ「時効警察」シリーズの最新作「時効警察はじめました」(テレビ朝日系)から新キャストとして出演中の吉岡だが、この日の投稿で「明日は林檎様にもBiSHちゃんにも会える……うれしい。皆んなで応援しましょう!」と、翌25日放送の同局系音楽番組「ミュージックステーション」に、同ドラマの主題歌を歌う椎名林檎とともに出演することを告知していた。
しかし、その投稿に対して、同ドラマの往年のファンとも思われるユーザーから以下のような批判メッセージが寄せられている。
「時効警察では主役でもないのに、Mステまで番宣ねじ込みすぎ。何も知らない人はあなたが主演だと勘違いするし、時効警察ファンは泣くと思う。Mステは生放送なのでせいぜいいつもの空気を読まない言動は謹んで頂きたいです」
このユーザーが吉岡に対して相当の嫌悪感を抱いているのかはわかるが、これはあまりに理不尽な批判と言えるだろう。
しかし、吉岡はあえてこの辛辣メッセージに対して「わかりました。嫌な思いをされないように気をつけて出演させて頂きます」と返信。続けて、「皆様お忙しいので、沢山の方にドラマを見て頂くために後輩が番宣をするのはとても大切な仕事です。そこだけは分かって頂けると幸いです」と、番宣の意味合いについての理解を求めた。
そして、「時効警察においての役割は全て台本に書いてあります。心を込めて作品に参加させて頂いています。どうかどうか想いが伝わりますように……失礼致します」と締め、最後まで丁寧な言葉でアンチに対応した。
また、その後もあくまで自分は個人的な意見を述べているだけと主張を曲げないこのユーザーに対して、「Mステ」終了後にも「(批判をしたユーザー名)さんの表現の自由もまた大切な一意見だと思っています。現に確かに、今朝言葉を受けて今日のドラマに対してのコメントには『続編の新キャラクターです』と伝えなきゃなと思いました」と、批判ユーザーに対して再度メッセージを送っている。
このやりとりを見たファンはもちろん、世間の人々からは「普通はスルーしていい案件なのに…ちょっと見直した」「理不尽な文句ばかり言われてるのに、相手を否定せずにしっかりと対応していてすごい」「絶対、木下優樹菜がこんなこと言われたらキレてるのに偉いな」「この子は実はいい子なのかもな」など、吉岡を称賛する声が殺到。その株が上昇しているようだ。
「過去には元巨人の桑田真澄の次男で音楽家のMattも、インスタグラムのライブ配信中にアンチから誹謗中傷コメントが次々と送られ、他の視聴者たちがそのアンチに対して不快感を露わにして、コメント欄が荒れ模様になったことがありました。しかし、そこでMattは『全然気にしてないし、傷ついてもいないから。この人(アンチ)も、こんなこと言いながらもずっと見ているっていうのは興味があるってことだろうし』と、笑顔でファンを諭す余裕を見せていました。結果、このアンチも最終的には『ごめんね』『言い過ぎた』と謝罪して平和に解決していましたから、アンチに対しては腹を立てずに冷静に対処するのが効果的と言えるのかもしれませんね」(エンタメ誌ライター)
一度、女性ネットユーザーに目をつけられてしまうと、何かにつけてバッシングの対象になりがちだが、今回の吉岡の“一手”は、自身のイメージを刷新する上で効果的なものになったかもしれない。
(田村元希)