人気バラエティ番組「探偵!ナイトスクープ」(ABC系)で2代目局長を務めてきた俳優の西田敏行が11月22日の放送を最後に局長を降板。3代目局長をダウンタウンの松本人志が務めることが10月25日に明らかになり、大きな注目を集めている。
「この番組は、1988年からスタートした関西では驚異的な視聴率を誇るお化け番組。スタジオを一つの探偵事務所に見立て、視聴者から寄せられた依頼を探偵局員が投稿した視聴者と共に調査して過程をVTRで紹介するという構成です。西田は初代局長の上岡龍太郎の跡を継いで2001年から2代目局長に就任しましたが、交代については去年の秋頃から考えていた模様。その理由について『自身の涙もろさに忖度したネタが増えてきた』『上岡局長の乾いた笑いとバランスよく調合できる人』として松本が選ばれたと経緯を口にしていました」(スポーツ紙記者)
歴史あるお化け番組の三代目局長の重責からか、松本は記者会見の席でも終始緊張気味。番組収録にあたり、「ちょうどレギュラー番組『クレイジージャーニー』(TBS系)が減った」といって笑いを取りながらも「僕の中では次は紳助さんではと思っている。難しそうなので、勝手に命を受けた感じ」とコメントしている。
「自身も2016年には、依頼者として出演するほどのファン。しかし、松本の3代目局長就任には『局長おめでとうございます』『頑張ってください!』といった応援コメントが上がる一方で、『上岡龍太郎時代のナイトスクープ・フリークからしたら、最悪やな』『松本人志になると聞いてショック。感動モノの後にこの人の一言ボケは絶対しらける』といった辛口コメントも寄せられ賛否両論のようです」(エンタメ誌ライター)
しかし、この番組を引き受けるには、大人の事情も見え隠れする。
「今年の“闇営業問題”で、宮迫博之が番組『松本家の休日』(ABC系)を途中降板、それに続くチュートリアル・徳井義実の“脱税問題”など、いま吉本興業は揺れに揺れている。なんとか大黒柱として、恩義のある大崎会長を支えたいという思いもあるのではないでしょうか」(放送作家)
松本新局長の登場は、11月29日から。引き受けたことが吉と出るか凶と出るか。
(窪田史朗)