木村拓哉主演の日曜劇場「グランメゾン東京」(TBS系)の第2話が10月27日に放送され、平均視聴率13.2%。初回平均視聴率12.4%よりもアップして、好調な滑り出しを見せている。
「このドラマは、かつてパリで二つ星のレストランを持ち、腕を振るっていたシェフ・尾花(木村)が、重大な事件を起こし、店も仲間も失い落ちぶれた生活に転落。ところがパリを訪れていた女性シェフ・早見(鈴木京香)で出会うことで、世界最高の3つ星レストラン『グランメゾン東京』を作り上げようと奮闘する物語です。第2話では、開店に必要な資金5000万円を調達するために、早見と尾花の修行時代の兄弟子・京野(沢村一樹)が奔走。融資先を納得させるために、尾花が『“最高の一品”を作るから食べてみてくれ』と直談判する展開を見せています」(テレビ誌ライター)
共に挫折を味わった尾花と早見の二人が、復活をかけて這い上がる姿は、まさに前作「ノーサイド・ゲーム」や「下町ロケット」にも通じる日曜劇場の王道。ネットでは早くも「ストーリーの進行は王道だけど、日本人が絶対好きなやつ」「王道ストーリーのはずなのにワクワク感と鳥肌バリバリ」といった期待溢れるコメントが躍っている。
さらに主演する木村に対しても「キムタクはやはり華がある」「この人の歴史と偉業とか含めて、木村拓哉の復活って感じがいい」といった好意的なコメントが寄せられている。
「SMAP解散当時は戦犯扱いされていた木村ですが、このところ好感度もうなぎのぼり。自身も『ザテレビジョン』のインタビューの中で、『僕は自分としても尾花としても、どん底にいようが壁にぶち当たろうが、なんとか明日まで生きてやるって思う』と答えるなど、SMAP解散時の試練を乗り越えたことで男としても俳優としても一回り大きくなったように感じられます」(女性誌記者)
しかし、そんな中「グランメゾン東京」の“パクリ疑惑”が急浮上している。
「ネット記事などでは、2015年のアメリカのドラマ映画『二ツ星の料理人』との類似点を指摘する声もあります。この物語は、天才肌の料理人がパリのレストラン時代はトラブルばかり。現在は薬物とお酒を絶って世界一の“三ツ星”レストランを目指すというものですが、再起を図る復活物はある意味王道パターン。これだけで“パクリ”と判断するのは軽率。どちらにせよ、『グランメゾン東京』が視聴率を獲りさえすれば勝てば官軍です」(夕刊紙デスク)
SMAP解散時の試練を乗り越えてきた木村なら、この程度の試練はなんでもない!?
(窪田史朗)