あなたは自分の字のきれいさに自信はありますか? 実は、こんな都市伝説があるようです。それは──頭のいい人、とくに理系の人は共通して「字が汚い」ということ。
ある女性用掲示板では、「象形文字みたいな字なのに頭がいい」「とくに理系の男で優秀な人は、だいたい解読不能なぐらい字が汚い」などの声が挙がっており、その原因として「頭の中が先走り過ぎて書くのが追い付かないからじゃないかな?」「脳の動きに手が追い付いていないかららしい」などの分析もされていました。
東進ハイスクール専任講師の林修さんによれば、東大特進コースを担当して答案用紙を採点しているうちに、「東大合格者トップ層は字が汚く、2番手グループは字がきれい」という事実を発見したのだとか。賛否両論ありますが、実はこうしたことは実際にあるようです。
そもそも、頭のいい人たちは、字をきれいに書こうとすることが合理的とは考えておらず、それに時間をかけるなら人の話を聴いたほうがいいと思っているという説が。反対に、きれいにていねいに文字を書いてノートを完璧にしておくという人ほど、実際、意味のないノートになっているという意見もあります。
ただ、「頭の悪い人は字が汚い」という逆の法則は成り立たないようなので、なんとも不思議。単に天才といわれる限られた人たちが、「字をきれいに書こうと思っていない」というのが、今のところ有力であるようです。