11月5日、NHKが来春スタートの朝ドラ「エール」の脚本家交代を発表した。同ドラマの脚本家として発表されていた林宏司氏は降板するという。
「『エール』は、主演の窪田正孝と、妻役の二階堂ふみのコンビで、すでに9月から撮影が始まっており、このタイミングでの交代は異例となります。理由についてNHKは『制作過程の詳細は控えたい』とコメント。後任はドラマ『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)などを手掛けた清水友佳子氏、ドラマ『全力失踪』(NHK)の嶋田うれ葉氏、そして番組のスタッフも執筆に参加するとのことです」(テレビ誌記者)
元の脚本家だった林氏はこれまで、「医龍」、「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~」(フジテレビ系)など人気作品を手がけてきただけに、ドラマファンからは「ショックすぎる!」「別物になるのでは?」「番組スタッフも執筆って…、大丈夫なの?」と不安の声が相次いでいる。
NHKは過去にも、同じスタッフでゴタゴタがあったという。
「『エール』の制作を統括するプロデューサーが、大河ドラマ『花燃ゆ』と同じであるため、ドラマファンの間で物議を醸しています。『花燃ゆ』といえば、女性脚本家2人体制でスタートしたものの、18話から3人目の女性脚本家を投入。さらに後半は、大河史上最多となる4人目の脚本家・小松江里子氏が参加したものの、なぜかこれまでの交代制から一転して1人だけの執筆となったのです。そして今回、またしても同じスタッフで似たトラブルが起きたため、ドラマファンからは『スタッフが口出しして揉めた?』『こういうことが続くと制作側の統括力を疑ってしまう』と憶測や不信の声が広がっています」(前出・テレビ誌記者)
様々な憶測が飛び交う前に、NHKはしっかりと理由を説明したほうがいいかもしれない。