タレントの木下優樹菜による“タピオカ恫喝騒動”から3週間ほどが過ぎたが、ネットの炎上状態はなかなか収まる気配がない。順序としては後になるチュートリアル・徳井義実の1億円を超える申告漏れ騒動は収束に向かっていることと比べれば、尾を引いてしまっている感が否めない。一体なぜか…。
「徳井さんは公式に会見して謝罪し、活動自粛もしています。予定されていたテレビ番組も放送見合わせや出演シーンカットなどの措置がとられています。一方の木下さんはSNS上で謝罪はしましたが、公式の場に出ての謝罪会見などはないまま。その上、10月30日に放送された『BACK TO SCHOOL! 初回2時間SP』(フジテレビ系)は、木下さんの出演もカットされることなく放送されましたからね。これが視聴者からの反発を招いてしまったようですね」(芸能ライター)
番組放送にネットでは「何でユッキーナ出てるの? 不快でしかない」「高校に行ってユッキーナは生徒たちに何を話すんだよ、恫喝の仕方?」「木下が行った愛媛の高校の生徒たちもみんな感動してたのにね。後であんな騒動が発覚して、みんな嫌な気持ちになったろうなあ」「この騒動の中でよくフジテレビは放送したよな」など、番組放送前後に渡って批判が相次いでいる。
木下の騒動に関しては、ネットでの炎上の勢いと、大手メディアでの扱いが極端に異なることも一因のようだ。
「11月1日に配信された『週刊女性』の記事によれば、メディアが木下の騒動を扱わなかったウラには、所属事務所からの申し入れがあったようなんです。今までつき合いのなかったウェブ媒体にも事務所の担当者が訪れているようですね」(前出・芸能ライター)
とはいえ、もともと騒動が勃発したのがSNS上だったこともあり、いくら事務所がメディアに働きかけてもネット上の炎上を火消しするのは困難を極めるというもの。
「木下に関しても、やはり早い時期に謝罪会見してしばらく活動自粛したほうがよかったというのは、徳井の例を見ても明らかでしょう」(IT系ライター)
木下の恫喝DMにあった「事務所総出でやります」という文言に所属事務所は激怒したという話だが、その一方では“事務所総出”でマスコミ対策に走っていたとは、なんとも皮肉。このタピオカ騒動、一体どのような収束を迎えるのだろうか。
(石見剣)