「最近、彼からのラインが少ないの。私のこと、どう思っているのかしら?」
そんなふうに感じてしまうことってよくありますよね? こんなときは、友だちに協力を仰ぐのがオススメ。まずは友だちカップルとのダブルデートや、多くの友だちが集うパーティーなどに彼を連れ出しましょう。そして、あなたの友だちから彼に「付き合っているの?」と質問してもらい、彼の口から「そう、付き合っているんだ」という台詞を引き出すのです。
このように、彼が公の場で自分の意見を言うことで、その意見に沿う行動をしなくてはいけないという心理が働き、実際に言った通りの行動を起こすようになるのです。これを心理学では【パブリック・コミットメント】といいます。
実際、加奈子さん(仮名・34歳)は、彼を友だちに紹介したことがきっかけで、交際して5ヵ月で結婚に至ったそうです。看護師の加奈子さんは、普通のOLさんのように定期的に休めないため、公務員の彼とデートをする時間がなかなか取れませんでした。せめてラインなどで彼とやりとりをと思っていたのですが、彼からの返信は少ない……。そこで、友だちカップルとダブルデートをしたところ、彼は職場の新しいプロジェクトでへとへとになっていることが分かったのです。
さらに、実は彼も「愛されているのか不安」と思っていたことが判明。お互いの思いを知ることができた2人は、その後まもなくゴールイン。婚姻届けの保証人の欄には、ダブルデートのときの友人たちに署名をしてもらったそうです。
このように【パブリック・コミットメント】は、婚活のさまざまなシーンで使えるテクニックです。婚活初期の頃なら、あなたが友だちに「今年中に結婚相手をみつけるわ」などと宣言することで、あなたの婚活のモチベーションがアップします。彼との関係が深まってきたときには、お互いの両親に紹介し合うことで、関係がより真剣な交際へと発展することもあります。
2人の関係をオープンにしていくこと。それがハッピーな結婚へと導いてくれるのです。
(恋愛カウンセラー・安藤房子)