11月23日、土屋太鳳と中山美穂がW主演する単発ドラマ「Wの悲劇」(NHK BSプレミアム)が放送された。今回土屋は、朝ドラ「まれ」以来、4年ぶりのNHKドラマ主演だったという。
「同作は夏樹静子原作の傑作ミステリーで、84年に公開された映画では薬師丸ひろ子が主演を務め話題となりました。一部インタビューによれば、土屋が芸能界に入るために最初に受けたオーディションは『第2の薬師丸ひろ子を探せ』というコンセプトだったそう。それだけに今回の役に関して『(主人公の)摩子という女性を演じることは憧れでもあったので、“初心を忘れない”という意味でも、Wの悲劇の摩子役で、NHKさんに戻ってこられて本当に良かったと思いますし、運命的なものを感じます』と感慨深く語っています」(芸能記者)
それだけ土屋が気合を入れている「Wの悲劇」には、中山のほか、吉田栄作、大和田伸也、夏木マリなど超豪華キャストが勢揃いしている。しかし放送直前になっても、そこまで話題になっていなかったのは、ある不運が重なってしまったからだという。
「11月22日発売の『フライデー』によると、『Wの悲劇』の記者発表と、『NHK紅白歌合戦』出場歌手発表の会見日が丸かぶりだったそう。そのため、ほとんどの話題を紅白に持っていかれてしまうことに…。なぜこんなことが起きたのかというと、紅白は出場メンバーどころか会見日まで、トップシークレット扱いなのだとか。なので『Wの悲劇』スタッフも知らされていなかったようで、これにはプロデューサーも会見にて『紅白の前にこちらの宣伝を』と自虐的にアピールしていたといいます」(前出・芸能記者)
この結果、翌日の芸能ニュースでは小さな扱いとなってしまった「Wの悲劇」。今後、ドラマを見た視聴者の反響で大きな話題となればいいのだが。