相次ぐ不貞発覚によって今後の芸能キャリアにも暗雲が立ち込めるお笑いコンビ・千原兄弟の千原せいじに関し、本格的なユーチューバーへの転身説が囁かれている。
“2度あることは3度ある”。そんな可能性すら指摘したくなるほど、わずか半年で2度の不貞報道が出てしまったせいじのモラルは酷過ぎると言わざるを得ない。しかも2度目の報道では元艶女優2名との不貞関係が伝えられ、5月の騒動の際には助け舟を出していた関係者もさすがに今回ばかりは「ピリつき方が変わった」と11月27日配信のニュースで「FRIDAY」が指摘している。
同メディアは「千原せいじにテレビ局が激怒 2度の不貞でユーチューバー転身も」と題した記事の中で、5月の不貞に続いてまたしても周囲を裏切ったせいじが番組サイドからも視聴者からも見放されていくだろうとの見解を示し、スポーツ紙記者による「本人も芸能生命が首の皮一枚と悟ったのか、11月22日にYouTubeチャンネルを開設しました。YouTubeでの年収が8000万円あると公言しているキングコングの梶原(雄太)などに影響を受けたのかもしれません」との予測も併せて紹介。しかし、現状は厳しく「今の所、せいじさんのチャンネルはほとんど話題にもなってないし再生回数もかなり少ない」とも伝えた。
「不祥事を起こしてしまったから、という理由や、テレビでは需要がなくなったからというキッカケでYouTubeへ転身、というスタンスではYouTubeでの成功を掴むことは難しく、また真剣にユーチューバーとしての活動を展開する者にとっては失礼な動機と言えるでしょう。カジサックは1年以上の歳月をかけて試行錯誤を繰り返してきたからこその今がありますし、同じ吉本興業の中田敦彦や快調な伸びを見せる俳優の速水もこみちもそれぞれが纏うタレントとしてのイメージや強みをそのまま動画に落とし込むことで、巧みにYouTubeにおける波を掴みました。高学歴で博学さを武器に授業スタイルの動画を確立させた中田や、テレビで長く料理コーナーを任され、“オリーブオイル俳優”の異名すら頂戴したもこみちのように、せいじには何か周囲と差別化できる特技があるのかという課題をまずは乗り越える必要があります。何らかの一芸に秀でたタレントではなく、“なんとなくブレイクできてしまった”タレントにとっては茨の道ではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
芸能人によるユーチューバー転身に数字の結果が伴いづらい背景としては、プロデュース能力の欠如が挙げられる。演者として台本を渡され、テレビというステージでは輝きを放つ“タレント”だが、そのステージと台本すらも全て自分自身でこしらえなければならないのがYouTubeの世界である。
2度の不貞発覚で半ば“駆け込み寺”のようにYouTubeのドアをノックしたせいじに、果たしてどれだけの覚悟があるのかは今後の動きを見守るしかなさそうだが、果たして?
(木村慎吾)