昨今、ツイッター上で企業の公式アカウント同士の会話が注目されています。
去年10月には虚構ニュースサイトの「虚構新聞」が、「シャープが自社の半濁点(゜)の売却を検討している」という嘘のニュース記事をサイトに掲載し、実際にシャープの公式アカウントが名前から「゜」を外して「シャーフ株式会社」に変更し、「 ゜がなくなりました。弊社の ゜を見かけられた方は至急ご連絡ください」と投稿。これに阪急電鉄やコーエーテクモ、パインアメ(パイン株式会社)やタニタなどが次々に反応したことも話題となりました。
このような企業アカウントのツイッター上での和気藹々としたやりとりに注目が集まり、各企業がフォロワーを増やし続けている今、同時にコラボ商品も次々に生まれ、ツイッター上でさらに話題が盛り上がるという好循環を繰り広げはじめています。
たとえば最近では、文具メーカーのキングジムがこんなツイートを投稿。
「コイケヤさん @koikeya_cp から頼まれ、ポテチを会社で食べたいけど堂々と食べられない…というフォロワーさん用に、ポテチをカモフラージュできて、なおかつコソコソ食べられる『特製キングファイル』を作りました」
コレは、書類を収納するファイルを開けるとその中にはポテチが入っているという商品で、現在コイケヤのツイッターアカウント上で、この商品が当たるキャンペーンが実施されています。
また、2月22日には松永製菓のお菓子「スターしるこサンド」が井村屋とコラボした「しるこサンドアイス」は、発売されるや井村屋の公式アカウントが全力でPR。この投稿が9000件以上もリツイートされるなど、ツイッター上を中心に話題が広がりました。
ほかにも面白いところでは、昨年発売されたニッセンの「激怒Tシャツ」。これはニッセンアカウントの中の人・スミスさんが「激怒した」と書くところを誤って「激怒Tした」と打ってしまったことがきっかけ。この誤投稿にパインアメのアカウントが、「激怒Tって激怒Tシャツみたいですね」とツイートし、デザインのイメージを投稿すると、そこへさらにさまざまな企業が乗っかり、パインアメがデザインを、ファッション誌の『Popteen』がモデルを、ポルトガル関連企画のファドがイメージソングを手がけるという夢の(?)コラボ商品が完成したのです。
見ているだけでもゆる~くほのぼのとした気持ちになれる、こうした企業間のツイッター上の会話。あなたもぜひ、気になる企業のツイートをフォローしてみて。