タレントでモデルの藤田ニコルが、12月6日に放送された番組「中居正広のキンスマスペシャル」(TBS系)に出演、過去に経験した壮絶ないじめを告白した。
「番組では、ニコルが小学6年の時、ファッション雑誌『ニコラ』の専属モデルオーディションでグランプリを獲得して芸能界デビュー。その後、中学に進学した際にまわりの生徒たちから『あれがモデルかよ』などと陰口を叩かれていたと告白。さらに工作室の木の机に“藤田ニコル死ね”と彫られ、いじめの標的になっていたことも明かしていました」(テレビ誌記者)
藤田は「悲しかった。中学生活充実したかった」と当時を振り返った。しかし、いじめはそれだけでは収まらなかった。
「ニコルは中学1年の時、2歳年上の不良の先輩と交際していたのですが、それが女の先輩の逆鱗に触れ、埼玉県蕨市にある公園に呼び出されるハメに。先輩に『今すぐここで土下座しろ』と強要され、他の不良達に囲まれる中、人生初めて土下座をしたと語っています」(前出・テレビ誌記者)
ニコルは「埼玉って怖いと思いました」と、その時の恐怖を改めて語った。
意を決して、いじめられた過去を告白したニコルだが、ちょっとした“プチ炎上”に発展する事態を招いている。
「ニコルの『埼玉って怖いと思いました』という発言を受けて、ネットでは『埼玉関係ない…』『最終的には、埼玉の悪口ですか?』などといった書き込みがネット上に寄せられました。本人は、そんなつもりはないのでしょうが、一部の埼玉県民の怒りを買ってしまったようですね」(エンタメ誌ライター)
中には「今度は自分が埼玉県を郷土とする多くの人々を傷つける立場だね」など手厳しい声まで上がる始末。ニコルにとっては、再び「埼玉って怖い」を実感する結果に。
「しかし、その一方では『埼玉って怖いと思いましたってよくわかるわ』『悲惨な青春時代だったんですね。今のガッツは、その時代があればこそなのかも』など、彼女にエールを送るコメントも寄せられています。自身が幼少期を過ごしていた場所に対する自虐的な“埼玉イジり”でしたが、こと郷土愛に関しては、非常にムキになる人も多くいるものです。自身が思い出すことすら嫌な辛い過去を語った後に、重い話を少し軽くするサービス精神の現れだったと受け取ることができますが、やや、うかつだったのかもしれませんね」(女性誌記者)
映画「翔んで埼玉」では、さんざんイジられた埼玉だったが、やはり“県民性ディスり”というものは、取り扱いに注意すべき“センシティブ”な内容だったと言えそうだ。
(窪田史朗)