令和でも年越しはジャニーズが担う!
12月31日に開催される年越しライブ「ジャニーズカウントダウン2019-2020」が今年も、フジテレビ系で生中継されることが分かった。放送時間は23:45~0:45で、「NHK紅白歌合戦」の終了に合わせて放送がスタートする形となっている。
「これまでも『ジャニーズカウントダウン』では、紅白に迷惑を掛けないように配慮してきました。今年もその形を踏襲したわけですが、業界ではいま、紅白ではない別の裏番組との“裏被り”に注目が集まっているのです」(テレビ誌ライター)
その裏番組とはズバリ、年末恒例の「絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」(日本テレビ系)だという。同番組は18:30~0:30と6時間もの長丁場にわたって放送され、日テレでは「紅白」と「ゆく年くる年」というNHKの二大年末番組を仮想敵としつつ、民放での最高視聴率を狙っている。そして23:45からの45分間は、日テレとフジで【お笑い芸人vsジャニーズ】という対決の図式になるわけだが、問題はそこではないというのだ。
「両番組の被りはいまに始まったことではないものの、今年は話が大きく異なります。というのも『笑ってはいけない』に“新しい地図”こと元SMAPの稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛の3人が出場すると報じられていますからね。彼らがもし番組の終盤に登場するのであれば、元ジャニーズと現役ジャニーズが同じ時間帯にバッチリ裏被りしてしまうことになります。そうなれば両番組でファンの取り合いになることは確実でしょう」(前出・テレビ誌ライター)
とは言え「ザ!鉄腕!DASH!!」などジャニーズの冠番組を持つ日本テレビが、そんな挑戦的な編成を試みたりするものだろうか。テレビ誌ライターが続ける。
「ジャニーズが新しい地図のテレビ出演に圧力をかけていた件はすでに、公取委がジャニーズ事務所に注意を与えた形で表面化しており、今後はあからさまな圧力は難しいはず。また日本テレビは民放キー局のなかでは音楽番組が弱いことで知られ、『バズリズム02』にV6やジャニーズWESTが出演する程度に過ぎません。11月の音楽特番『ベストアーティスト2019』にはジャニーズ勢も多数出演しましたが、仮にジャニーズからの出演が減ったとしても、日テレはEXILE系に強いパイプを持っているので独自色を打ち出すことも可能。つまり日テレはジャニーズに対して最も冒険的な姿勢に出られるわけで、年末の『笑ってはいけない』はその意味でも見所にあふれていると言えそうです」
果たして新しい地図の3人はどんな場面で出演するのか。今年の「笑ってはいけない」は目の離せない展開になりそうだ。
(白根麻子)