2020年は国内最大の祭典とも言える東京オリンピックの年。12月17日には、国内各地で行われる聖火リレーのランナーを発表。そんな中、岩手県ランナーとして女優・創作あーちすとの“のん”が選ばれ、話題を呼んでいる。
「のんは同日の公式ツイッターでも『2020年オリンピックの岩手県聖火ランナーに、のんが選ばれました!応援よろしくお願いいたします』と報告。ツイート欄は『おめでとうございます 岩手を代表して頑張ってください!』などのお祝いコメントが殺到しました」(エンタメ誌ライター)
のんは現在、岩手の農畜産物をPRする「純情産地いわて宣伝本部長」を務める他、岩手県の第三セクター三陸鉄道の「リアス線」開通記念式典への出席、岩手銀行のCMにも出演するなど、岩手県のPR活動を積極的に行なっており、まさに“岩手の顔”としても慕われているのだ。
「独立騒動以降、一時はメディアから姿を消しましたが、最近では大ヒットしたアニメ映画『この世界の片隅に』で声優を務め、アーティストとしても個展を開くなど多彩な活躍ぶりを見せています。さらに今年の10月には、映画『おちをつけなんせ』で監督デビューも果たしました」(芸能関係者)
「おちをつけなんせ」は、監督・主演・脚本・演出・衣装・編集・音楽など、すべてをのん自身が担当した映画。あの大物女優・桃井かおりや是枝裕和監督など多数の著名人がサポート役として参加している。
「映画監督デビューも含め、最近の彼女の活躍は目覚ましい。そこに来てこの聖火ランナーへの抜擢。もはや独立騒動の“みそぎ”は終わったと見て良いのかもしれません」(スポーツ紙記者)
この言葉を証明するように、ネットでは今回の件について「事務所とのトラブルがあったとは思えないくらい露出できてよかったと思うのと同時に驚き」「芸能プロダクションともめた芸能人が暗黙の了解で追放されてきたが、もうそんな時代ではないという象徴として頑張って欲しい」といったコメントが数多く寄せられている。
「今回の聖火ランナー抜擢は、彼女の存在を改めて世に知らしめる大きなチャンス。これをきっかけに、悲願だった地上波ドラマへの出演も可能性が出てくるのでは」(前出・スポーツ紙記者)
2020年、東京オリンピックと共に、今度こそ“のん復活”となるのか。成り行きが注目される。
(窪田史朗)