お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建が12月24日放送の「超踊る!さんま御殿!!サンタ美女が大騒ぎ!超豪華有名人の聖夜祭」(日本テレビ系)に出演し、先輩の笑福亭鶴瓶を「最低ですよあの人!」と糾弾している。
渡部が憤慨したのは、昨年9月に妻で女優の佐々木希が第1子を出産した際のエピソードで、同番組MCの明石家さんまや所ジョージからは祝儀やハイブランドの革ジャンをプレゼントされたことから、「高価な革ジャンで。カッコ良い、お笑いの世界ってなんてステキなんだって思った」と感動を覚えたものの、その翌週に会った鶴瓶からの第一声は「母乳どうや?」という発言だったという。
この鶴瓶の言葉を「最低だなって思って」と振り返った渡部は、さんまと所から出産についての祝福を受けたことをその場で鶴瓶に伝え、「何かないんですか?って言ったら、『じゃあ』って言って、その日(鶴瓶が)着てきた紺のパーカーみたいなのをくれた。最悪、着られるかなと思って、貰って胸のロゴを見たらローマ字で“しょうふくていつるべ”って書いてあった。着れるかこれ!って」と、鶴瓶からのあまり実用性のないプレゼントに不満を述べていた。
「最終的には鶴瓶を『最低ですよあの人!かなりムカつきました!』と突き放した渡部ですが、祝い金やハイブランド革ジャンをくれたさんまらを“ステキ”と表現し、紺のパーカーを渡した鶴瓶には“最低です”と酷評したことは、視聴者には印象が悪かったようです。『ご祝儀袋や高価な革ジャンをくれるから素敵な先輩ですか。“何かないんですか”って、物だけじゃないよ。奥さんや子供の体調を気遣う気持ちをありがたく思わなきゃ』『渡部も何なん?どっちもどっちだが、物をねだる渡部が嫌い』『素敵なプレゼントな筈なのに突っ込むポイントが完全に“金”』との批判があります。また、“母乳どうや?”という鶴瓶の発言も『奥さんに直接聞いたら最低だけど、年配の人からしたら母体は大丈夫か?という意味ではないのか。むしろ夫がこの話を外で吹聴するのが普通に最低だなと思う。なんで妻の母乳の話を広げるんだろう。デリカシーなさすぎる』という指摘がありました」(テレビ誌ライター)
もちろん発言の真意は当人にしか分からないが、佐々木の立場からすれば、全国放送の場でこのエピソードを蒸し返されること自体に複雑な心境を抱いているかもしれない。
また、芸能界の大御所から貰ったプレゼントを金銭的な価値のみで比較し、鶴瓶へ感謝するどころか酷評してしまった渡部の横柄さは、非難を浴びても仕方がないといえるだろう。
(木村慎吾)