ドラマ「教場」(フジテレビ系)が大好評を博した主演の木村拓哉。1月8日には、ソロ初アルバム「Go with the Flow」をリリース。2月には、初のソロコンサートを2大都市で開催する。2月24日には、アルバム購入者限定のプレミアムイベントも実施。20年は初尽くしだ。
昨年放送された「グランメゾン東京」(TBS系)の撮影ははおよそ4カ月に及んだ。今作も期待を裏切ることなく、連日の差し入れは豪華だったようで、バラエティに富んでいた。しかし、今期に限って気を揉んでいたのは、キャストではなくスタッフだったようだ。
「撮影中に誕生日(11月13日)があったからです。スタッフたちは事前に、木村さんの似顔絵がチョコペンで描かれた巨大なデコレーションケーキを発注。髪の毛1本まで精巧に描かれていたため、番組の公式Instagramにあげると、20万近くのいいね!が付きました」(テレビ誌ライター)
対して木村からの差し入れは、有名西洋料理店のサンドイッチやラーメン店の屋台などだった。
「ラーメンの屋台は、『九州じゃんがら』です。ジャニーズJr.だったころ、都内原宿の合宿所の近所にじゃんがらがあり、しょっちゅう行っていました。その思い出と愛着があるので、ドラマで主役を務めるようになってからは、店ごと出張してもらっています。最初は、07年のドラマ『華麗なる一族』(TBS系)。13年のドラマ『安堂ロイド~A.I. knows LOVE ?~』(同)にも屋台が差し入れられています。15年に公開された映画『HERO』でも、丸ごと差し入れられました」(前出・テレビ誌ライター)
赤坂店には17年、映画のPRのために来日したハリウッド俳優のキアヌ・リーブスが立ち寄っている。あまたのジャパニーズフードの中でも、東京で食べる九州ラーメンを気に入ったようで、昨年公開された主演映画「レプリカズ」は九州じゃんがらとタイアップ。期間限定オリジナルメニュー「暴走こぼんしゃん」が登場した。来日時にキアヌが食したのは、熊本系とんこつ・マー油入り「こぼんしゃん」。“暴走版”は、これを一部改良したものだった。
天下のキムタクと世界のキアヌ。九州ラーメンという庶民食に舌鼓を打っていたとは、意外な共通点かもしれない。
(北村ともこ)