テレビ朝日は1月22日、不貞騒動が発覚した俳優の東出昌大を主演に据える連続ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」を当初の予定通りに放送するとコメントしている。
東出は、2015年に女優の杏と結婚するも、共演者との不貞が原因で杏の怒りを買い、現在は別居中だと「週刊文春」によって報じられた。一方で、テレビ朝日では桐谷健太と共に「ケイジとケンジ」でダブル主演を務めている最中であり、16日放送の第1話では12%の視聴率を記録するなど順調そのもの。昨今ではタレントの不祥事やスキャンダルが報じられると、当該タレントのドラマや映画、バラエティ番組への出演に対して大量のクレームが寄せられることが多いが、テレ朝は「日刊スポーツ」の取材に対して「放送予定に変更はありません」と返答し、東出の降板や撮り直しの可能性を否定している。
「NHK大河をまるごとゼロから撮影し直すこととなった沢尻エリカの薬物騒動とは事情が異なりますが、杏の妊娠中にも東出は相手女性と不適切な逢瀬を繰り返していたとも報じられており、主に女性からの嫌悪感と怒りの声が飛び交っています。スタートしたばかりのドラマ『ケイジとケンジ』では、東出は東京大学出身のクールなエリート検事を演じていることから、『もう誰も見たくないと思う。検事が不貞ってありえない』『検事役だけど、いくら正論言っても“未成年に手を出して3年も不貞していた東出くん”ってのが邪魔をする』『打ち切ろう。不貞男の棒演技なんて不愉快極まりない』との不満が集まり、『視聴率落ちそう』という指摘もありました。最近では視聴者によるクレームがスポンサーの意思決定に直接影響を与える傾向が強まりましたから、テレ朝としては対応に追われることになるかもしれません」(テレビ誌ライター)
23日に放送された第2回の視聴率は、9.7%と、第1回から2.3ポイントダウン。今回の東出の不祥事が原因と見る向きが支配的だが、自身の過ちによって、放送を開始したばかりの新ドラマにとんだ泥を塗ってしまう格好になったと言わざるを得ないだろう。
(木村慎吾)