タレントの三瓶が2月3日に放送された「しくじり先生 俺みたいになるな!」(テレビ朝日系)に出演。昨年話題となった、“サッカー日本代表・長友佑都の専属料理人になるためトルコに渡ったものの、わずか2カ月で帰国してしまった”事件の真相を語った。
教壇に立った三瓶は「嫌なことからすぐ逃げる」だけの人生だったと語り始め、料理の専門学校に通い、就職先の料理店を紹介してもらったものの、「面接をドタキャンして逃亡」したという驚きのエピソードを告白。「組織に加わるのが怖いと思った」というドタキャンの理由に、一同は納得がいかない様子だ。
その後、フリーターになった三瓶だが、気に入らない上司がいて仕事もすぐ辞めることに。そんな三瓶に転機が訪れたのは23歳の時。お笑いの道に進もうとNSC(吉本総合芸能学院)に入学。同期のピース・又吉直樹や綾部祐二、平成ノブシコブシ・吉村崇を差し置いて一番にブレイク。デビュー一年目のテレビ出演は184本に達し、芸人人生は順風満帆に見えたが、あまりの忙しさにマネージャーからの電話を無視するようになり、結果、仕事は激減。
見かねた友人で女優の平愛梨の提案で、平の夫でトルコのガラタサライに所属する長友の専属料理人になる修行のためトルコへ渡った三瓶。しかし滞在4日目にして早くも“逃げたい”という思いが抑えられなくなってしまったという。
「日本の知り合いと連絡が取れない、食事が合わない、コンビニがなく小腹が減っても食べる物がない…といった理由で、持って生まれた“逃げ癖”が出てしまったみたいですね。ピン芸人だった三瓶さんにとって、他のスタッフとの共同生活も苦痛だったようです」(テレビ誌ライター)
長友に悩みを伝えたところ、「二度見」して驚かれたという三瓶だが、「三瓶さんが楽しいと思う道を選んで下さい」と、優しく伝えられたという。平にも「ちょっとビックリ」された三瓶は、「その好意に甘えて満面の笑みで帰国した」と告白。
あまりの“ダメ人間エピソード”に場内一同呆れ顔だが、三瓶は長友夫妻が「僕に料理人になるという目標を持たせる」という思いでいたことに今さらながら気づいたというが、当時は逃げることに必死だったと反省。
最後に三瓶は、同じように逃げ癖が付いている人たちへ「『楽をしたい』と選んだ道は楽しくない」という言葉を送った。
「僕は今、なーんにもないです」と寂しげな三瓶にネットでは「こういう人間にだけはなりたくない」「40過ぎて逃げてばかりの人生には呆れるしかない」「まれに見るダメ人間」「お笑いで頑張ってたら、違う人生になったかもね」「一番大切な親友の愛梨ちゃんを裏切るなんて…」と、否定的な意見が多数寄せられている。
「今は実家で何もせず、貯金を切り崩して生活しているという三瓶さん。今後は仕事があればどんな苦労もいとわないと、頼りなさげに語ってましたが、果たしてどうなることか」(前出・テレビ誌ライター)
これだけ染み付いた逃げ癖となると、現状において、手を差し伸べる人はいないのかもしれないが…。
(石見剣)