お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が2月2日放送のラジオ番組「極楽とんぼ オレたちちょこっとやってまーす!」(MBSラジオ)に出演し、SNSに向かない自身の性分を解析している。
最近では、芸能人による公式SNSアカウントを利用した情報発信が一般的となり、YouTubeへの挑戦もブームになりつつあるが、ツイッターやインスタグラムのアカウントを持たない加藤は改めて「俺はできないかなぁ」とポツリ。相方の山本圭壱から「インスタから始めるのがいいのでは?」と勧められるも、「いや、オッサンの写真載せてどうするんだよ。俺、仕事以外でインスタとかツイッターとかをバンバンやってる人がすごいと思うもん。俺、仕事以外では嫌だもん」と語り、こまめな更新を続ける自信がないという。
続けて、それほど多くの頻度で更新する必要はないとの説明を受けるも、「俺やるんだったらフォロワー増やしたいもん。増やしたい願望が出てくるから。そればっかり考えるようになって、減ったら焦るじゃん。仕事が手につかなくなって」とSNSへの熱中で消耗してしまう可能性を指摘。さらに、テレビでの自身の発言が炎上していないかどうかを逐一チェックできてしまうことで、最終的に言いたい事が言えなくなり、「世間の意見に従う犬になっちゃう」リスクがある点にも恐れを抱いている。
他にも、自らを“俗物”と表した上で、やはり世間からの評判を気にしてしまうとし、文句を付けてくるユーザーへ「てめぇ、このヤロー」と熱く反論するタイプであるとも自覚しているようだ。
「余計な炎上のリスクを回避する為にも、無理にSNSを始める必要はなく、加藤のように朝の情報番組MCという大役を任されている立場であれば尚更です。MCの好感度やタレントとしてのイメージが番組の評価に直結してしまう傾向が強く、同様に帯の情報番組を看板として背負うバナナマン・設楽統や坂上忍などもツイッターを利用していません。もちろん番組の告知にも使えるSNSには広報としての利点もありますが、“すぐに熱くなってしまう”闘犬タイプともいうべき自らの性格を俯瞰的に見つめ、やらない方が良いと冷静にジャッジする加藤の分析は賢明でしょう。世間からも『加藤さんは自分を客観的に見る力がすごい』『煽り耐性があまり無いキャラだから、手を出さないのが正解』『さすが生き残ってるだけあって自己分析できてるね』との反応が寄せられています」(テレビ誌ライター)
昨年には、所属する吉本興業のトップを相手に生放送中に噛み付いてみせた加藤だけに、常にヤジや中傷が飛び交うツイッターの世界はやはり不向きだと言わざるを得ないだろう。
(木村慎吾)