お笑いタレントの江頭2:50が2月1日、自身のYouTubeチャンネル「エガちゃんねる」を新設し、早くも1本目の動画を投稿。「面白いことを全部やってやる!」と意気込んでいる。
芸歴30年を超えるベテランでありながら、上半身は一糸纏わぬ姿で暴れ回る“荒らし芸”を得意とする江頭。同日、「江頭2:50、YouTubeに参上!【BADASS SAMURAI】」と題して配信した動画の中で、「YouTubeは無料だし、世界中どんな国でも見る事ができるから俺の笑いを世界中に届けてみせる」と宣言し、目標をチャンネル登録者100万人に設定。
トップユーチューバーとしての基準値でもある「登録者100万人」を達成した暁には、これまでもバラエティ番組でたびたび凌ぎを削りあってきた元SMAPの草なぎ剛をゲストとして動画に出演させるとも語り、逆に100万人を超えられなかった場合にはブラジリアンワックスで体毛を全て抜き取る罰を考案。また、チャンネルのテイストとしては「面白いことを全部やってやる。99人に嫌われても、1人が笑ってくれたらそれで勝ち!死にたいと思っている奴がいればこのチャンネルをチェックしろ!死ぬのがバカバカしくて死にたくなくなるから」と説明し、はなから万人受けを意識した無難な笑いを届けるつもりはないようだ。
「“炎上上等だぜ!”と意気込む江頭のような芸人こそが、YouTubeという環境に売ってつけなのかもしれません。もちろん、過激な内容や特定の個人を蔑むなどの内容はYouTube上でも配信が停止されるリスクが高まりますが、一方で、テレビでは見られないようなものを見たがるYouTubeのユーザーが多いのも事実。また、江頭は話芸やトークで盛り上げるタイプではなく、誰にでも分かりやすいジェスチャーや体のアクション、変顔で笑いを取るスタイルですから、国境なきYouTubeにおいては、彼の指摘する通り、“笑いを世界に届ける”ことができます。YouTubeでは料理のレシピ動画を含め、一部の動画には英語テロップが添付されているものが散見されますが、これをすることで再生される地域が格段に広がり、ターゲットは全世界となります。江頭も“見るだけで笑える”ような動画内容にすれば、登録者の急増も夢ではないでしょう」(テレビ誌ライター)
ただし、江頭の“お馴染み衣装”とも言うべき、上半身のバストトップ露呈はYouTubeではNG行為とされ、早くも武器の一つを封印されてしまった格好に。
まずはアカウント停止というペナルティーをかいくぐりながら、ギリギリのラインでの配信を狙っていくことになりそうだ。
(木村慎吾)