モデルの藤田ニコルが、人気講談師の神田松之丞改め6代目神田伯山を手酷くディスってみせた。2月8日放送のラジオ番組「藤田ニコルのあしたはにちようび」(TBSラジオ)にて藤田は、自身がダブル表紙の片方を飾っているフリーペーパーの「TBSラジオPRESS」について紹介。その際、もう片方に登場している伯山についてファンからのチクリがあったと報告した。
その内容は、藤田の番組を聴いた伯山がオープニングトークが1分半しかなかったと指摘し、その短さを“そうろう”と指摘。しかもその口調が「めちゃめちゃ冷ためな感じで、けっこう酷めにイジられて」いたそうで、藤田は「ちょっとにこるん怒プン!」と激おこの様子だ。さらに怒りに任せて「神田さんなのか何やっている人なのか分かんないですけど。しゃべるのが本業?そんなのどうでもいいんですけど」と、時代の寵児である人気講談師をディスってみせたのである。
「さらに藤田は『逆に神田さんが「そうろう」なんじゃないの?』と逆襲。しかも『トークじゃなくて本当のほう』と、まさかの下ネタを繰り出してみせたのです。これにはアシスタントを務めるお笑いコンビ・タイムマシーン3号の二人も『シンプル悪口じゃねえか』と苦笑い。それでも藤田は意に介さず、さらに重ねて『ほうけいのそうろうさん♪』と伯山をディスりまくっていました」(芸能ライター)
怒りの治まらない藤田は、恒例のささやきコーナーでも「神田さん、早く、イっちゃわないで、もうちょっと長く頑張ってみたらいかがですか」と伯山を挑発。もはやタイムマシーン3号が指摘したように、悪口を通り越したご褒美にすらなっていたようだ。
そんな過激な悪口でリスナーを驚かせた藤田だが、その舞台裏では入念な根回しが行われていたという。前日の7日に放送されたラジオ番組「問わず語りの松之丞」にて伯山は、放送作家から聞いた情報として「明日の放送で俺のことをディスってくれてるんでしょ?」と暴露。「にこるんが面白おかしくディスってくれてると思うんだよ。嬉しいなあって思ってさ」と余裕を見せていた。その後のトークについて前出の芸能ライターが語る。
「ここで伯山は、放送作家のところに藤田のプロデューサーらしき人物がやって来て、『ウチの藤田ニコルが、ちょっとディスってるっていうか、松之丞さんの名前を出してる』と告げられたことを報告。さらに番組ディレクターも同じことを告げに来たそうで、ここで初めて、ラジオで人の悪口を言う時には事前に関係者に伝えておかなければならないことに気が付いたそうです。その上で、『俺たちそういうの言ってないから嫌われていたんだなって』と納得した様子を見せ、わざわざ伝えに来てくれた藤田サイドに対して感謝を示していました」
直接の面識はないという伯山と藤田。藤田にはぜひ、「神田」は苗字ではなく亭号なので「神田さん」と呼ぶのは誤りだということを伝えてあげたいものだ。
(白根麻子)