お笑いタレントのトミーズ雅が2月22日放送の「せやねん!」(MBS)に出演し、ジャニーズ事務所からの退所を発表した中居正広による会見を絶賛している。
3月いっぱいで長年世話になったジャニーズを離れることを発表した中居は、会見の司会進行役を自ら務め上げ、その質疑応答はさながらトークショーばりの独壇場と化していた。雅は、国民的アイドルである中居がこうした会見を単独で実現してしまった点について、「面白い。ジャニーズやで。吉本ちゃうで」と圧巻の仕切りっぷりに唖然。
続けて、「色んな番組で司会をして仕切ってるから、どうすれば記者が喜んで帰ってくれるか考えてやっている」と“回し慣れ”している中居の実力を称えると、「ジャニーズ事務所が大きい会社だというのを感じさせない。これはすごい。中居くんの方が大きく見えた。これまではジャニーズ事務所の方がでっかかった。それを超えた気がする」と絶対的な存在感があったとも語っている。
「バラエティ番組で司会を任される際にも、バランス良く出演者へ話題を振りながら円滑な進行を心がけ、自らの主張は極力控えるという中居の見事なMCぶりが存分に発揮された会見でした。また、SMAPメンバーとの不仲に関するものなど、記者から寄せられたどんなセンシティブな質問にも真摯に対応した姿勢は、これまでのジャニーズタレントのイメージを大きく覆すものであり、トミーズ雅が指摘したように、“天下のジャニーズ”にも一切縛られていないようなオーラを感じさせました。記者からすれば、中居の現状への愚痴や不満などといった正直な本音の部分を聞き出したかったのかもしれませんが、最後まで誰のことも悪く表現することはなかったですね」(テレビ誌ライター)
ネットにも「中居以上に能力のある芸人の方が少ない」「会見というより、彼のトークショーだった。やっぱり代えの効かない存在」「誰も悪者が登場せず、誰の悪口も言わず、でも自分の意見は分かりやすく伝えてた」などと中居の話術や繊細な気配りを称賛する声が並んだ。
国民的司会者として長く君臨してきた男の実力は伊達でなかったということだろう。
(木村慎吾)